浴衣会080.たぬき

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  • Опубліковано 16 вер 2024
  • 20240824 勝乃夫会「浴衣会」でたぬきを披露 小谷さん92歳熱弁!
    ” 月に浮かれて腹鼓 ──
      打つやうつつの夢の世を ”
    元治元年(1864)2世杵屋勝三郎の作曲です。
    これは、別名「昔噺狸」とあるように「タヌキ尽くし」とでもいうもので、文福茶釜やかちかち山などの話をベースにして江戸のユーモア、といってもかなり下品ではありますが、それを盛り込んだストーリーとなっています。
    麻布の広尾には、現在でもソビエト大使館のある「狸穴」(まみあな)という地名が残るように、昔はあの辺りは結構狸が出没していたようです。また、天現寺あたりには「広尾の原のタヌキ蕎麦」があったともいわれています。
    勝三郎はこの前後に時雨西行を発表していますが、同じ作曲者とは思えないほどこの曲では奇抜な発想をしております。つまり、この曲は、正座で鑑賞するといった内容のものではなく、気楽に聴くものでしょう。
    新内流しの三味線にかぶせて、浄瑠璃風のセリフが入ります。
    「たんたんタヌキの夢の枕で」と邯鄲の夢にかけており、ほんの一瞬の夢と悟るというものです。「治まる御代」とは討幕のムードの高まる中での世の乱れに対する皮肉でしょうか。

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