【フランス小さな村めぐり】南仏最大の聖地ルルドと美しい村アイノア・サールへ｜いつか行きたい絶景の村々をフランス政府公認ガイドikkoがご案内｜フレンチバスクの旅
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- Опубліковано 30 вер 2024
- こんにちは
今回の動画はフランスにいるならば行けそうで、でもなかなかパリからも遠いピレネー山脈のふもとにあるカトリックの巡礼地ルルドとバスク地方にある２つの「フランスで最も美しい村」を中心にいくつかの可愛い村々をご紹介いたします。
まずはルルド…こちらは「ルルドの聖水」で有名なカトリックの聖地です。
ところで歴史的に見てもフランスには不思議な出来事っていうのがいくつもありますよね。大天使や精霊の声を聞いたとか、マリア様のヴィジョンを見たとか。。。例えばジャンヌ・ダルクもそうですし、聖女テレーズ、パリの奇跡のメダル教会のカトリーヌ・ラブレ、そしてこのルルドの少女ベルナデット・スビル―と、奇跡物語はいつも無垢で敬虔な処女（おとめ）たちのもとで起こります。
貧しい家に生まれたベルナデットの一生は、聖母マリアを見た14歳の時から大きく変わったことでしょう。彼女は後にヌヴェールというブルゴーニュの愛徳修道会で修道女になり、そこで病気（肺結核）で亡くなるのですが、私はカトリック関係のお客様をお連れしてこのヌヴェールに数回行ったことがあります。
列聖したベルナデットの遺体は、ガラスケースの中で美しいまま横たわっています。蠟のマスクをつけてはいますが、亡くなった後も遺体は腐らなかったそうです。このヌヴェールの修道院には敷地内にルルドを模した庭があります。静謐で穏やかな時間が流れている場所でした。ここでベルナデットが生活していたんだな～と感慨深かったです。
ところで現在のルルドは、おびただしい数の巡礼者と観光客と奇跡を信じてやってくる病人とでいつもにぎわっています。ちなみに病人たちは車いすのみならず移動式のベッドでも聖域を訪れますので、最初見たときはびっくりしました。ルルドはフランスではパリに次いでホテルの客室数が多いと何かで読んだことがあります。（ホテル数ではパリ、ニースの次で3番目だそうです）
聖水をくむ場所はずらっと並んだ水道の蛇口になっていて、人々は近くの店で買い求めたボトルに水を詰めて持ち帰ります。町の中には土産物店が軒を連ねていますが、見事に宗教関係のグッズしか置いてありません。にぎやかなディスプレイの店に飛び込んでも、普通のお土産は置いてなくて、よく見るとみな「マリア様柄」です！
人びとはみな純粋に真剣にただここに祈りに来たのです。キリスト教でもなく病人でもない私はその群衆の真剣さに心底怖気づきます。病人が入る聖水のプールは近寄れません。大きな大聖堂の中にも「すみません…、ちょっとだけ拝ませてください…」という感じでおそるおそる入るのみです。そもそも敷地も教会も落ち着けないほど大きすぎます！
ルルドには泊まらず、今回はポーに泊まりました。ここにはブルボン王朝の祖アンリ4世のお城があります。しかし今回はお天気が悪かったです。全く動画を撮るようなお天気ではなく断念しました。
オロロン・サント・マリーも雨でしたが、仕方なくカメラを回しました。
雨の音が入っていて暗い画像ですが、サント・マリー大聖堂やサン・クロワ教会が美しかったので残しました。
次にバスク地方の「フランスで最も美しい村」サン・ジャン・ピエ・ド・ポーに寄りましたが、ここは土砂降りでした。全く動画を撮れず断念。そして暗くなる中、アイノアに向かう途中でバスクの森の中で１時間迷子になるという追い打ちが。。。（涙）
フランスの田舎はカーナビが意味をなさないような地名なのです。通りの名前が表記してあればいい方で、ほぼ大字、小字の世界です。しかも同じような地名が各村に点在しています。というわけで、バスクの森の恐ろしさも十分体験いたしました。
宿泊した「フランスで最も美しい村」のアイノアはとても素敵なところでした。ところで何度も出てきている『「フランスで最も美しい村」とは何か？』なんですが、これは1982年に設立されたこの協会が規定した基準を満たした村に与えている称号です。
認定された村には入口に「L’un des plus beaux villages de France」（フランスで最も美しい村の一つ）という標識が掲げられています。
選考基準はけっこう厳しくて、2018年10月時点では158の村がリストに名を連ねているそうです。その基準とは、①人口が2000人未満であること、②最低2つの遺産や遺跡（景観・芸術・科学・歴史的）があり、その保護がされていること、③村議会での同意が得られていることだそう。この認定は永久ではなく、条件が変われば剥奪されることもあるらしいです。この協会の目的は観光促進なので、その称号により経済的発展は妨げられることもあるでしょう。（新しい建物や景観を壊すような設備は建てられないとか）
アイノアの後にはトウガラシで名高いエスプレットとやはり「最も美しい村」のサールに行きました。いずれも長閑で何気なくて、ゆっ～たりとした時が流れていました。「何にも急いでする必要はない！」ってことを楽しむような旅ができました。
おそらく何の称号がなくても同じぐらい美しい村はバスク地方にたくさんあるんだろうな～と思います。そこで人々は教会の鐘の音を聞きながら、カフェで道行く人を眺めたり、道端で談笑したり、犬と遊んだり、走ったり笑ったり怒ったりしながら生きているのでしょう。またいつか今回訪れなかった名もない場所に行って、ボーっとしながら素敵な風景を見たいな～と思っています。
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また次の動画でお会いしましょう！
mail : ikoiko.kininaru@gmail.com
サン・クロワ教会の鐘の音が清々しくてのどかな美しい旅楽しかったです。サント・マリー教会の彩色された柱を見ていたら時代はずっと後なのに、19世紀のウイリアム・モリスの模様のようだと思ってしまいました。アイノアの朝の散歩、気持ち良さそうでしたね。白壁にえんじ色の鎧戸、青みがかった濃い緑色の日よけ戸の家が整然と並んだ村のメインストリートはなんとも清潔感があって、きっと村の方たちの自慢かも❣唐辛子チョコレートのお味は甘いの❓それとも・・⁉食べてみたいです😝🤣木々に囲まれたホテルも、スタッフが素晴らしいと全て良し‼ですね。🥰
いつも温かいコメント、ありがとうございます。
教会の鐘の音、大好きなんです。
「清々しい」っていい言葉ですね。
本当にその通りだなぁと思いました。何にもしない旅、のどかさを楽しむ旅でしたね。
唐辛子チョコレート、不思議なお味でしたよ💕笑
本当に美しい村々に感嘆しきりです✨
澄み切った空気もとてもよく伝わって来ます。
先日八幡山に行ったのですが、満開ではなく残念な思いをしたばかりでしたので尚更この美しい風景に癒されました😊
本当にいつもありがとうございます！
いつもコメントと応援をありがとうございます😊
旅行ってその日その時だけなので、タイミングも大事ですよね。
私もラベンダーで有名なセナンク修道院は毎回、素敵な花の時期を外します😂
日本の桜、もう何年見てないかしら。。。
25年ほど前、ボルドーへ向かう途次ルルドで降りた。人出がすごく大聖堂も立錐の余地がなかった。8月15日でこの日が聖母昇天祭の日だとはその時初めて知った。当地はマリア信仰の中心地だった。でも、動画でやっと大聖堂内部がどうなっているかを知りました。
コメントをありがとうございます
それは大変な人出だったことでしょう。25年前、たまたまその日にいらっしゃったというのは忘れ難い思い出になったでしょうね。😊
ヨーロッパの街の美しさは偉大だ‼️
いつも応援ありがとうございます。
またいつかいらしてくださいね。
💕
ラストシーン🌿特に良かった！
私もこのラストシーン、気に入っています。
ホント、絵になる風景なんです❣️