世界が注目 12歳のバレエダンサー 札幌の山田優七さん モナコ留学目前 憧れのカリスマに初対面
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- Опубліковано 17 гру 2024
- 世界が注目する12歳のバレエダンサー、札幌市の山田優七さん。バレエ留学を控え準備着々です。
週に1回、英会話教室に通っている山田優七さん(12)。9月からの留学を目前に控え、英語のレッスンにも力が入ります。
優七さん「バレエ用語は世界共通だから、大体レッスンは分かるんですが、日常生活になるとちょっと不安になります。実際に行ったら、しゃべるのが怖くなりそうというか、どういう風に思いを伝えればいいのか、分からなくなっちゃうと思うので、今のままだったら」。
今年4月、若手のバレエダンサーの登竜門とも言われる国際コンクール「ユース・アメリカ・グランプリ」に出場し、クラシック部門1位となった優七さん。2年ぶり2度目の優勝という快挙でした。このコンクールでは、優秀なダンサーに世界各地のバレエ学校に留学するための奨学金が授与されます。優七さんは、4校から申し出を受け、第一希望だったモナコの名門バレエ学校に長期留学することを決めました。
優七さんが入学する「プリンセス・グレース・アカデミー」。1975年の設立で、毎年入学できるのはわずか10人ほどと、少人数でレッスンを受けられるのが特徴です。多くの卒業生が、世界の有名バレエ団で主役級を務めています。
まだ中学1年生、12歳の優七さん。長期間、家族と離れて暮らすのは初めてのことです。
母親:「寂しい…、うーん」。
優七さん:「でもさ、空港行ったら泣くでしょ」。
母親:「泣くんですかね」。
優七さん:「泣いてよ」。
母親:「レベルがね。すごい先輩たちばかりの中でレッスンを受けられるので、ついていけるか心配なんですけれど、でも優七なら、それも楽しめるんじゃないかな」。
この日、いつも通っているバレエスタジオに呼ばれた優七さん。憧れの人を待っていました。
優七さん:「緊張するんですけれど、楽しみです。今、自分に足りないところとか、表現とかを教えてもらいたい」。
熊川哲也さん:「知っているよ、君のこと。絹恵先生から聞いているよ。頑張っているんだってね」。
北海道出身の世界的バレエダンサー、熊川哲也さん。主宰するバレエ団の公演準備で、札幌を訪れていました。世界が注目する若きバレエダンサーがいると聞き、優七さんに会いに来たのです。
優七さん:「ジャンプの滞空時間が長いのに、そのあとの着地が音に合っているのは、練習でうまくできているんですか?」
K-BALLET TOKYO 熊川哲也芸術監督:「心が躍れば、音も捉えられるわけ。分かる?だから心が先に来ないと踊りってうまくならない。技術的なところは、これからゆっくり研さん、勉強して積み重ねていけばいいんだけれど」。
憧れの人を前に、緊張する優七さん。踊りを披露することに…。
(拍手)
熊川さん:「素晴らしいじゃないですか、清潔感にあふれて。息止めているね?もっと息止めない方が、余裕が生まれてくるから。でも今緊張いしてるからね。このまま行ってくれれば、笑顔絶やさず」。
K-BALLET TOKYO 熊川哲也芸術監督:「バレエダンサーは残酷だけれども、条件っていう体の持って生まれた条件というのが、大きくその今後の活動に左右するので。当然プロになれる、なれないっていうのは、そこからスタート。そこはクリアしていますし。自分の意見をちゃんと言えているので、どこの世界に行っても問題ないんじゃないですかね」。
夢のようなレッスンのあと優七さんが向かったのは、熊川さんのトークイベント。
熊川さん:「自分の感性というのは、(北海道の)大自然から育まれた、恵んでいただいたプライスレスなものなのかな、という感じはしますよね」。
10歳でバレエを始め、15歳でイギリスのバレエ学校に留学した熊川さん。偉大な先輩の話を、聞き入っていると…。
司会:「山田優七さんという方もね…」。
熊川さん:「将来が有望でね。これからですよ。12歳なんで」。
話は、優七さんの話題に。
熊川さん:「これから成功するとも、成功しないとも言えない。こればかりは結果論なので。夢を持つことは大事だと思う。でも、夢って目の前の延長線上にある。目の前のことをやっていかないと、夢には絶対に行かない」。
厳しい世界で戦い続ける熊川さんの言葉に、優七さんは…。
優七さん:「大きい目標を立てることも大事だけれど、やっぱり目の前にあることをコツコツやっていくのが大事とおっしゃっていたので。私も、これからの大きい夢を立てるのもなんですけれど、今あることをこれからもコツコツとやっていきたいと思いました」。
9月から、新たな舞台でプロのバレエダンサーを目指す優七さん。自分が思い描く将来のため、体づくりにも力を入れています。けがをしないよう、筋トレは毎日、欠かさず。日々の努力が、大きな夢につながるように…。
優七さん:「自分らしい踊りができるダンサーになるのと、『自分が自分が』じゃなくて、見に来くれるお客さんを幸せな気持ちにできるバレエダンサーに一番はなりたいです。大きな夢は、パリ・オペラ座バレエ団に入りたいことが夢です」。
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