牛久愛和総合病院 床ずれチャンネル「#4」 意外と知らないゲーベンクリームの世界
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- Опубліковано 25 січ 2025
- 牛久愛和総合病院 床ずれチャンネル「#4」 意外と知らないゲーベンクリームの世界
「#4」意外と知らないゲーベンクリームの世界 配信内容
★今回の質問
「褥瘡など様々な傷によくゲーベンクリームを使用していますが、ゲーベンクリームの正しい使い方について教えてもらえないでしょうか?」
そこで今回は上記の内容について、以下の解説しております。
★今回の内容
1:ゲーベンクリームの特性その①
ゲーベンクリームは「スルファジアジン銀」で銀を含んでいることにより細胞膜・細胞壁に作用して抗菌効果を有する。
※感染を有するものに使用
2:ゲーベンクリームの特性その②
ゲーベンクリームは乳剤性基剤であり、滲出液が過少な創面に水分を供給し、適度な湿潤環境に整える。
3:どのような傷に使用するのか?
・感染していてにおいがある傷
・黒や白の皮膚壊死(壊死組織)がある傷
4:使用を控えたほうがよい傷
・軽度熱傷→発赤や水疱
・褥瘡の場合→d1(発赤)またはd2(表皮剥離)
★表皮剥離など浅い傷に使用する場合には…。
プロペトやワセリン、ゲンタマイシンなどの活用を検討
5:感染がない傷への使用は?
・ゲーベンクリームは抗菌効果を目的としているため、感染がない傷に塗布しても治癒方向には向かいません
・合併症として「白血球減少症」があるため注意が必要
6:塗布する量
・厚さは1~2mmくらい
今回ご案内させていただいているものは、薬剤(外用薬)となります。使用に際しては必ず医師や薬剤師にご相談の上ご使用ください。また、不明な点なども自施設又は提携している薬局の薬剤師にご相談いただけるとよいかと思います。それでも不明な点はご連絡をただければお答えさせていただきたいと思います。
褥瘡に関する処置やケアの質問に関しては、病院ホームページ
www.jojinkai.com/
質問フォームより随時受け付けております。
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