ママの“家事負担”を軽減 料理の“作り置き”代行サービス…時間や心に余裕がないとき 「頼る勇気」を出して乗り切る (23/06/20

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  • Опубліковано 11 вер 2024
  • 子育て中の家事は大変。特に食事の支度は大きな負担ですよね。どうしたら、それを減らせるのか。料理の作り置き代行サービスという方法があるんです。
     出張シェフとして働く、青柳のぞみさん。依頼を受けた家庭に出向き、材料の買い物から調理までを代行します。この日は5歳から10歳まで、3人の子のママからの依頼。材料費は5000円で、10品の作り置きの品を調理します。まずは、鶏むね肉を使ったメニューです。
     出張シェフ 青柳 のぞみさん:「何でも値上がりして高いので、鶏むね肉を使う。フォークで刺し、調味料につけておくとやわらかくなる」
     比較的買い求めやすい鶏むね肉。硬くなりがちですが、ひと手間加えることでやわらかくなるといいます。
     出張シェフ 青柳 のぞみさん:「砂糖で揉みこんでいきます。砂糖を入れることで、脱水されてしっとりする」
     鶏肉を寝かせている間に副菜にとりかかります。人気メニューのひとつ、「ブロッコリーのくたくた」。コンソメで煮ます。
     出張シェフ 青柳 のぞみさん:「ブロッコリーをコンソメで煮ると、青臭さがなくなって子どもでも食べやすい」
     のぞみさんの出張シェフは野菜たっぷりレシピが魅力。子どもがおいしく食べられる工夫が満載です。ニンジンはスライサーで切ってから千切りにします。
     出張シェフ 青柳 のぞみさん:「野菜は細かく切り、子どもでも食べやすくする。切り干し大根は和風の味だと食べてくれないので、サラダにします」
     値上げラッシュの中でも比較的価格が安定している、おすすめの食材が切り干し大根や豆苗です。ツナやマヨネーズを使って、まろやかな味にすると子どもでも食べやすくなります。さらに、子どもには馴染みのないスパイス「クミン」も使います。
     出張シェフ 青柳 のぞみさん:「『何のにおい?』という会話も“食育”。子どもが食べるものが全てではない。メニューに大人の楽しみを入れる。ママはみんな“頑張り屋”だから自分のために作らない」
     6年間、札幌市などの鮮魚店に勤めていたのぞみさん。子どもにもっと魚を食べてほしいと、メニューには必ず魚料理を入れています。
     この日は、カツオのたたきを酢豚風に仕上げました。最後に、寝かせておいた鶏むね肉を調理します。子どもがよくかんで食べるよう、切り方にも一工夫。
     出張シェフ 青柳 のぞみさん:「切るときに、平たく大きくというのがこつ。口を大きく開けなくても入るが、一口では食べられない大きさ。丸のみせず、かむ練習ができる」
     焼く前に片栗粉をまぶすことで、しっとり、やわらかに仕上がりました。10品のできあがりです。
     利用者:「きょうもおいしそう」
     利用者:「これ絶対、いっぱい食べる!」
     出張シェフの料金は材料費のほか、3時間1万2500円から。別途、交通費がかかります。
     利用者:「私は料理があまり好きではなく苦手。これがあるだけで心の余裕になる。何でも自分で頑張らなければならないと思いがちだが、私が負担だと思っている料理をこんなにうれしそうにやってくれる人がいることに感動。それなら好きな人に頼んだら、お互いに良いのではないか」
     のぞみさん自身も5歳と2歳の男の子のママ。子育ての経験を生かして、忙しいママの手助けをする方法を考えています。
     出張シェフ 青柳 のぞみさん:「無理せず、頼れるところは頼る。人に頼るのが嫌なら自分が楽になる方法は何か、視点を変えていろいろ自分に合った方法を見つけてほしい」
     食事を作る負担を軽減してくれる、こんなお店も。札幌市東区の「カフェ・ヴォイズ」です。
     店員:「いらっしゃいませ」
     来店客:「ベッドを借りてもいいですか?」
     2階には広いキッズスペースがあり、ママに優しいカフェです。
     来店客:「友人に『子どもを連れていけるよ』と聞いて来た」
     来店客:「ベビーベッドも用意してくれて、小さい子も連れていけるから助かる」
     来店客:「子どもを遊ばせられるところが、すごくありがたい」
     こちらのカフェは、住宅会社が設計から内装まで手掛けています。
     カフェ・ヴォイズ 小島 岬 店長:「家でくつろいでいるかのように、カフェでおしゃれに食事を楽しむというコンセプト」
     ママがゆっくり食べられるよう、キッズプレートと大人メニューは時間をずらして出してくれます。新鮮な野菜たっぷりの料理が評判で、テイクアウトメニューも充実しています。
     カフェ・ヴォイズ 小島 岬 店長:「サラダを家で作るのは、野菜を数多く刻むなど面倒という人が多い。家庭ではなかなか作れないような料理を提供するよう心がけている。カレーやパスタもあるので、食事の支度をしたくないという人はテイクアウトしてそのまま食卓に出せる」
     食事を作る余裕がない。そんなときは周りに頼る勇気が家事の負担を減らし、気持ちを楽にしてくれるのかもしれませんね。

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