【フリーBGM】雪国に住む魔女のテーマ『万年雪の魔女』【Fictional OST】
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- Опубліковано 5 вер 2024
- 万年雪の魔女。
噂によるとその魔女の周りは常に雪が降っているらしい。
だからなのか、この雪国でひっそりと暮らしているようだ。
なんかすっごい思わせぶりな伏線チラつかせといてあらゆる事件と無関係であってほしい。
とばっちりでいろんな目にあってほしいけどできれば平和に暮らしててほしい。
本編にそんな関係ないけどミスリードのためだけに登場してほしい。
末端冷え性で悩んでてほしいし、料理得意だったら嬉しい。
暇つぶしに大量の雪だるまつくったりしててほしい。
いつでも雪遊びできる家、みたいな感じで近所の子供の絶好の遊び場にされててほしい。
せめてもの氷属性要素として鉄琴を入れてみたけど、チェンバロとバイオリン、チェロのサウンドが強すぎて薄れてしまった…でも聴いて良ければヨシ!!
ただの3拍子かと思いきや、実は途中で変なことしてます。
こういうの好き。
→キャラクター名募集イベントの結果により、
”万年雪の魔女”さんは「フィオノーラ」さんになりました!
さん付けしたくなりますよね。
ちょっとママみを感じなくもない。
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■『Fictional OST』
架空のサウンドトラックを作ろう!っていう企画です。
世界観や舞台、風景などを音楽で表現していきます。
その中で広がるストーリーなどは皆様の中で自由に創作していただければいいなと思っています。
また、特定の主人公に当たる人物は存在しませんので、皆様の中で自由にキャラクターを想像していただければと思います。
(こんな人物が世界に居たら面白いだろうなってキャラは勝手に作っちゃいます)
ある程度まとまった曲数が揃った時点でアルバム化して販売しようかなと思っています。
半分くらいはフリーBGM素材として公開する予定です。
■前半戦Boothで販売してます。20曲+オマケ4曲付きです。
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■mp3 download link
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■楽曲利用規約等
nagumorizu.stu...
■画像
Niji-Journey/Midjourneyで制作しています。
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Boothにてアルバムを販売しています。
楽曲まとめや、単体楽曲&アレンジ版のセットなど、いろいろご用意しています。
Booth販売限定の音源などもございますので、よろしければご検討ください
(試聴はUA-cam上でできます)
ショップページ: nagumorizu.boo...
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作曲・編曲:南雲 莉翠
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Audiostock: audiostock.jp/...
ニコニ・コモンズ: commons.nicovi...
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ご依頼のご相談など→nagumorizu@gmail.com
「ずっと一人で寂しくないの?」って聞いたら、「案外、ここの暮らしもいいものよ」って微笑んでほしい
「それに、君たち人間の時間は短すぎる。人間と暮らしたって別れのときに、私が苦しむだけだからね。」とも言ってほしい
「看取るのって、独りよりもずっと寂しいものなのよ…」ってどこか遠くを見て言って欲しい。
「……ごめんなさいね、私ばかり話してしまって。久しぶりの客人を前につい弾んでしまったわ。
…それじゃあね。旅人さん。私たちの運命が交わることはもうないだろうけど、あなたたちの旅路をここで祈ってるわ」
と、諦観のこもった、けれどもほのかに隠れた人好きの気配を出していってほしい
意外と天然ではっちゃけるキャラであってほしい
このオタクの妄想感大好きや
スピンオフの4コマ漫画ではっちゃけるタイプだぞこいつ!!
段々ズームになるだけでコマの作画全く動いてないのにめちゃくちゃツッコミどころ多いセリフ吐いて四コマ目で集中線掛かってめっちゃ厳しいツッコミ言われるやつだ
「貴方……また来たのね」
素っ気なく言い捨てるのは“純白”。
白い髪に白い肌、透き通るような青眼を除けば彼女はあまりにも白い。
それ故に“純白”と呼ばれるが、理由はまだある。そのなを代表とするもの、それは何よりもその身に纏う怪異であろう。
彼女の周囲では雪が止まないのだ。
幼い頃から才に恵まれ、好奇心の強さから邁進した結果、齢十五という若さで根源――魔法――へと到達してしまった。
魔道士は狭間の道を辿る輩であり、その目的は魔道の果てにある原初、根源に至ることである。
つまり、彼女はその若さで極致へと足を踏み入れた。
結果として名声、富、おおよそ人の羨むものを全て手に入れた。
代償と引き換えに――
「よくもまあ、こんなところに何度も足を運べるものね」
彼女の周囲では雪が止まない。
根源に至ったその時、それは魂と強く結びつき、在り方を変容させてしまう。
少女は魔女となり雪国へと身を寄せた。
スープをカップに注ぎ、少年へと手渡す。
魔女は問う。
「それで次は何を頼みに来たの? ……また火山で涼を取るためとか言ったら雪だるまにするから」
天才
天才
文豪のソレを見た
設定とオチが素晴らしい
青眼をブルーアイズって読んじゃったから俺の負け
初対面で話しかけた時が
「ごきげんよう輝かしい昼の子。私はご覧の通り冬の魔女よ。この醜い私にいったい何の御用かしら。」
で、お話が進んで一緒に話したりクエストこなしたりして好感度が上がると
「いらっしゃい優しき昼の子。ここは太陽に見捨てられた哀れな神々の墓場。決して凍てつかぬ貴方の心は、まるで残酷な太陽のようね。」
か、
「いらっしゃい美しき昼の子。ここは雲と雪と風に閉じ込められた孤独の場所。無垢なる雪の精に、その美しい命をとられないよう気をつけなさい。」
とかがランダムで出てくる。
それで、終盤あたりのどちゃくそシリアスの時(主人公がちょっと闇堕ちしかけるor周りから敵認識されて心がぐちゃぐちゃ)に寄り道して話しかけると、
「いらっしゃい可愛い昼の子。ここは雲と雪と風で閉ざされた孤独の場所。敵もいなければ味方もいない。
孤独に溺れて凍りつくのも、見えぬ太陽に焦がれて溶けるのも、妬み恨み怒り嘆き雪の精に呑まれるのも、全てが貴方の思うまま。
誰も邪魔しない、誰も止めない、誰も"いない"。
輝かしくて優しくて美しくて哀れで愚かで可愛い昼の子。貴方は何を望み何を叶えたいのかしら?
」
※ここで選択肢(闇堕ちた言葉(台詞?)・中間的な言葉・希望を含んだ言葉・無言・罵倒)がきて、
どれを答えても魔女の反応は同じ
って、今までのセリフの中の単語やら話し方を織り交ぜたのが出てきて、主人公がその場から離れると
「………いってらっしゃい、愚かな人の子。貴方が再び輝く姿を、私はもう一度見れるかしら。(目を閉じる)」
↓
暗転
↓
次のイベントの場所に主人公がいる(操作なし自動で)
と、いうドット絵RPGの妄想でした。ちゃんちゃん♪
めっちゃすきです…
あんた神様か......
ちなみにバッドエンドだと主人公闇堕ち→世界滅亡→エンドロールの背景が魔女と魔女がいる場所(その場所だけ綺麗に残ってる。世界はメチャクチャ。)
そしてそのままゆっくり時が進んで、エンドロールが終わると丁度200年経った後の世界になる
(世界がまた復興?して魔女の場所以外も綺麗になる)
そんで、主人公がかつて旅に出る事になった理由と同じ様な厄災が現れて、ゲームをスタートした時の場面(似た様な台詞、キャラ、場所)になる。
そしてその後また魔女の一人称視点に替わって、魔女はまるで何もなかったかの様にいつもの椅子に座ってる。
「… … … 。」
て、無言で目を開いて何か入り口的なところを見ると、『勇者様』が来ていて、話しかけられる。
そうすると、魔女は初対面時とまんま同じ台詞を言う。
勇者様は挨拶と説明の後に、
「この厄災の元凶は、200年前に誕生した魔王なんだ。君の力を借りたい。」
と、主人公が初対面の時に言った台詞と同じ事を言う。(ちなみに、主人公が倒そうとした「魔王」も200年前に誕生したとゲーム内に記載)
そして、魔女が無言で微笑んで、END
@@fu5190 うあああああああぁぁぁぁ!!!(脳破壊)
好きすぎる
流れる血すらも冷えきった冷血の魔女とか呼ばれて忌避されてるんだけど、実際に会ってみるとめっっっっっちゃ甘やかしてきて子供みたいなあやしかたしてくるタイプのママや……
膝枕とかしてくれてほんのりひんやりしてる手の平とかでナデナデしてほしい
やる気のない魔女の姉であって欲しい。あわよくば妹で「ちゃんとしてよお姉ちゃん」的な感じの事を言って欲しい。
かつてこの国は氷雪に包まれ、とても人が暮らせるような場所ではなかったと、その老人は語る。
「それが今となっては、雲のない空が広がっておる」
その老人はかつて、この国が厚い黒い雲に覆われていた時代を懐かしむように、その視線を青空に向けた。
「あの山を見よ」
老人にそう言われ、勇者は老人の視線の先を眺める。
青空のその先に、それはあった。
「…白い山?」
「嗚呼、雪渓じゃ。かの時代は、あれほど白いものでもなかったがな」
「それはどういう…」
どういうことか、勇者はその言葉を言い切ることができず飲み込む。
老人が、どこか哀しそうな目をしていたからだ。
「……」
長い、長い沈黙。
鳥が鳴き、人の声がする。
「…この国に降雪の終わりが来たのは、あの山が雪渓と成ったのと同時じゃった」
そう、老人が語り始める。
思い出すようなその姿は、何かに恩を告げるように感謝を背負っていた。
───これは、その老人が語った『万年雪の魔女』の話だ。
かつて、この国は止まぬ雪により、人の住むことが困難なほどの氷雪に覆われていた。
それが止んだのは、今から60年も前のことだと言う。
曰く、魔女が訪れたのだと。
真っ白な肌に、真っ白な髪。
身を包む服も白く、彼女の手袋とローブ、帽子だけが黒い。異質でありながらも調和の取れた白黒。
淀みのない蒼眼は夢に見た青空を連想させ、それでいて凍てつくような氷を思い出させる。
「ここは、太陽に見捨てられてしまったのね…」
太陽を知らなさそうな魔女が、その地を見てそう呟いた。
その声は柔らかく、どこか温かみを感じさせる。
「……大丈夫、もうじきこの雪は止むわ」
憂鬱そうな子供に、魔女は優しくそう告げた。子供は不思議そうにしたが、魔女は何も言わずに微笑むだけ。
「───【天花】の名のもとに命ずる」
魔女はそう告げ、手袋を外して右手を天へ向ける。
そして一言、魔女は呟いたと云う。
眩い魔力の光と共に、人々は瞬きを一つ。
薄っすらと目を開けば、そこには夢に見た青空が広がっていたそうだ。
「ありがとうございます、魔女様───」
魔女に感謝をしようと振り向いたときには、すでに魔女はそこにいなかった。
しかし、魔女の居たそこに、一枚の手紙がふわり、と落ちている。
『万年雪の魔女から、雪国の貴方へ』
「あの魔女様が今どうしておるのかはわからないんじゃがな…あの日から、この国は氷雪が溶けてのぉ」
そう語る老人は、先程よりも確かに幸せそうだった。
「代わりに、あの山が万年雪に閉ざされることになったんじゃ」
「あなたは、あそこに魔女がいると?」
「嗚呼、儂はそう思ってるんじゃ。じゃがまあ、あの山はそう簡単に踏み入れるものでもなくてな…結局、魔女様には感謝を伝えられておらん」
それだけが悔やまれてならないと、老人は続けた。
「もしお主があの山に行くことがあって、『万年雪の魔女』様が居たら、この国の老いぼれが感謝していたと、そう伝えてくれぬか」
老人はそう言って、勇者の手を掴む。弱々しい力は、もうその老人に時間がないことを物語っていた。
「任せてくれ。必ず、僕が責任を持って伝える」
「嗚呼、ああ…ありがとう、ありがとう」
そう繰り返す老人に、勇者は静かに頷いた。
これは、勇者が『万年雪の魔女』と出会う、少し前の話だ。
二つ名は『万年雪の魔女』っていう魔女名の他に、『天花』とも呼ばれててほしい。魔女ちゃんの魔女帽についてる飾りに氷の花とかあってほしい。(願望)
世界から距離を置いた隔絶系ヒロインって独特な魅力ある。ただのヒキニートじゃなくて何かしらの信念とか思想、高度な技術に裏付けされた能力があるとか最高。
毎動画ほぼほぼ文豪ニキ3人くらいは確認できるのなんなん
物語の中盤で見つけるお助け役みたいなのが理想。
物を持っていけばポーション作ってくれるし、何か聞きにいけばヒントを教えてくれるようなキャラであって欲しい
なんなら物語の全てを知っていますよみたいな達観した感じでもなお良き
ニーアとかブラボに出てきそうだなぁ…()
DLCとかで専用のストーリーとか作られてそう
本編では深く語られないけど実は大昔の英雄みたいな設定ほしい
訪れた序盤
(吹雪が強くて進めそうにない・・・)
アイテムなど使って進んだ中盤
氷の城の魔女「おや?こんな所に来客なんて珍しい・・・私に何か用でもあるのかしら?」
終盤
「面倒事が嫌でここに住んでるだけど・・・まぁ、この前の恩もあるしね。引き受けてあげる」
クリア後
「ふふふ。こうやって笑えるなんて・・・長生きはしてみるものね。まぁ、たまには街にでも行ってみようかしら。貴方が一緒・・・ならね。」
ここまでは音だけで妄想できた。
昔はよくはっちゃけていたもの。他の魔女と迷惑をかけてばかりでした。でも、あの日、子供たちに捕まり遊んでいたとき、熊が出てきて一人の子供が襲われそうになったのを、間一髪で阻止したとき。泣きながら「ありがとう」と言われて、この子たちを守りたいと思った。それからは世のため人のため、と自分で言うのはなんだけれど、色々な研究を始めた。あまり人の世には出なくなってしまったけど、一緒に鬼ごっこをしたあの子達は元気かしら…
ーとある魔女の日記ー
世には万年氷というものが確かに存在する、しかし君たちは万年雪というものを知っているだろうか?
その万年雪というのが、今まさしく僕の目の前にいるこの女性。「万年雪の魔女」という異名で知られる魔女である。
「それで、こんな人里離れた所に何用で来たのかしら?」
そう優しく僕に話しかける万年雪の魔女。彼女に会おうと雪山に挑み、遭難して気を失い、救われた。我ながら不甲斐ない。
だが彼女は、面倒事そのものであろう僕に対し、一切の難色を示さなかった。
さぁ…
覚悟を決めろ!
「僕を…貴女の弟子にしてください」
正直、無理なんじゃないかと思ってた。だが彼女は優しく微笑み言う
「うふふ、貴方かなりの物好きね。私は異端の魔女よ?…忌避され恐れられる存在に本気で弟子入りしたいの?」
僕の事を心配していた、そういう眼差しだった。自分のように忌み嫌われるのではと、そう憂いているように見えた。でも、僕は…
「僕は本気です。貴女から、魔術を教えて貰いたい」
しばらく沈黙がその場を包み込んだ。
沈黙が破られる。それも、暖かく。
「これからは私の事を『お師匠様』と呼びなさい。貴方は興味本位で私のもとへ来たわけじゃない。そんな気がするの」
どうやら…僕の無謀かと思われた挑戦は成功したらしい。
「はい、よろしくお願いしますお師匠様!」
「まずは、この山で遭難しないようになる所からね」
これは…厳しい修行になりそうだ。
訪れた主人公達に対して
「ここにある道具は好きに使っていいから
・・・もっとも、大したものはないけれどね」
って言ってあんまり積極的じゃないけど協力はしてくれそう
その割には凄いアイテムがそろってそう
どこか哀愁漂ってるのに希望があって好き。
なんかコメ欄の創作魔女
「また来たのね」系多くね?
好き(直球)
詳しい楽器名は分からないのですが、この曲の低音部分が本当に良い味出してて好きです…。
チェロかなぁ
弦の低音いいですよね❤️🔥
@@user-os5ow1xh5p
概要欄にチェロと書いてあったので、間違い無いと思いますー
やっぱ、弦楽器の音色っていいよなぁ
魔女「あぁ、キミ来ていたんだね?外は寒いだろう。中で温まっていきなさい。」
???「この小屋で外とか中とかなくないか?」
魔女「はは、それもそうだね。じゃあ、 ボクお手製のお茶でも飲んでくれ。」
???「はぁ…。」
っていう曖昧な師弟関係が脳裏によぎった。
はえー、めっちゃ美しい音色。何か思わせぶりなのに、別に何も関係してなさそうな怪しいけど潔白な感じの音楽がすごい
行く当てもなく、偶然迷ってるところを助けられて、そのまま魔女の騎士として一生を終えたい
溢れ出る母性を感じる
情景が浮かんでくるようです♪
凄く良い楽曲ですね。
やったー!
自分の作った中でこの曲が特に好きなので嬉しいです。
明らかに雪山 氷のドラゴン 雪の魔女で繋がってるの好き
美しくて穏やかな感じがします
この人の動画のコメ欄の妄想を曲聴きながら読むの楽しい
魔女のテーマシリーズのコメ欄に絶対いる妄想ニキが大好きすぎるww
「昔は一人じゃなかったのよ」って言いながら、子供の頃のおばあちゃんと一緒に写ってる古びた写真を見せて欲しい
よく分からんけど無茶苦茶美味い焼きたてのパン(なんかデカくて丸い) と鹿肉入ってるシチューとか出してくれそう
なんつーか…シチュエーションは寒いのに、曲のサビは温かみを感じる。チェロとヴァイオリンだけのパートとかは西洋の洋館で流れてそうまである
雪って音がないのに鈴とかグロッケンとか聞くと雪を連想しちゃうのなんか不思議だな
不思議ですよね!
途中のメロディーでエアライドのコルダ思い出した
コルダも雪とか氷関係だから勝手にテンション上がったw
なぐもさんの楽曲大好きです👍!
わーーありがとうございます!!嬉しいです!
銀髪の女性キャラ多くない……?w
実は主銀髪好きでしょw
こうこうと吹雪の音が遠くから聞こえる気がする。
パチパチという暖炉の音と暖かさに当てられながら、朦朧としていた意識が少しずつ明確になっていく。
(ここ、は……。いや、そもそもなんでこんな所に……! そうだ、みんなは!)
仲間のことを思い出して、僕の頭は一瞬で覚醒した。
勢いよく寝ていた身体を起こすと、そこは木で出来た一室。
身体を包む毛布をゆっくりと外し、取る。
カタカタと音を鳴らす窓の外には、猛烈な吹雪が吹き荒んでいた。
「……そうだ、僕らは氷龍と戦っていて」
辺りを見回しても誰もいない。
仲間はどうなったのか、僅かに焦りの感情が生まれ始め、
「ようやく起きましたわね」
ガチャリと一つの扉が開いた。
優しい声と共に入ってきた凄まじい冷気が、僕の身体を刺す。
聞き覚えのない声に、思わず体が強張った。
「ふふ、そう警戒しなくてもいいのではないですか。わたくしがあなた方を助けたのですよ?」
まぁ気持ちはわからなくもないですが、と付け足しながら扉を閉める、悪戯気味に笑う銀髪の女性。
何かを隠しているようにも、全てを包み込むようにも見える──不思議な雰囲気を醸し出すその女性は、くすりともう一度笑う。
そして僕の目を見つめ。
「わたくしは雪の魔女“ルナリア”と言います。気になる事があったらなんでも聞いてくださいね?」
やはり、優しく笑うのだった。
よく気づきましたね。銀髪・白髪スキーです。
そして書いて頂いたSSも好きです。
@@nagumorizu
ありがとうございますw
すげえ前回の動画とつながってる
遠い都会に物凄い優秀な弟子がいそう
コードとか冷たさを感じる雰囲気とか、三拍子版のコルダみたいで好きな曲
雪山で遭難した主人公と連れているマスコット的魔獣を一晩だけ泊めて見送った後「優しい人間と出会えたのね…」と呟き、実は魔獣の生みの親であることを匂わすキャラだ
気づいたら何回も聴いていて、何回もおすすめに出てきて、また聴く無限ループに入ってる。好き。
魔女シリーズ新作きてる!!
これは‥‥いいチャンネルを見つけてしまったな。しばらくお世話になります。長居します 笑
てんさいすぎる なんで毎度毎度神BGMばかり作るんですか…………………???
めっちゃ物語シリーズでありそうな曲調
このチャンネルのコメント欄に湧く文豪の小説読むと毎回続きが気になりすぎてもどかしくなる
暖かいコーヒーでも飲みながらこの魔女とお話ししてみたい!!
ひみつアイテムの「こたつ」と「みかん」をセットで持っていくと
残りの余生を捧げてこようとするほど感謝される。
ひみつアイテムの「メロン」と「せいきゅうしょ」をセットで持っていくと
絶対に合成に失敗しなくなる。(なお、1/127の確率でプレッシャーに負けて失敗する模様)
草原でのんびりしてる魔女もお願いします!
マフラーあげたら愛用してくれそう
この音楽聞いたことあって
ずっと探してたの!
やっとみつけた!
ティンバロ?やオーボエ?のハーモニーがとても良いです…
個人的には味方だと思ってた仲間が実は敵の一味で、ある事がきっかけでそれがバレてしまい泣く泣く戦闘へ。
結局その子は負けてしまうけど、実は壮絶な過去の持ち主で何故こんなことをしたのかっていう回想の時に流れる音楽って感じがする……
優しさはあるけどどこか冷たくて悲しい音楽好き…😇
早くみれた‼︎いつも神曲ありがとうございます😭
really an old classic RPG or classic fantasy theme taking place in castle or palace. nice one
朽ちた古城とかにも似合いそう
切ない感じがありながら重さ?みたいなのがある気がする!
語彙力ないけど…
雪原に住まう氷原の魔女がいる曲だ
素敵でかっこいい曲調ですね(*^^*)
動画のBGMに使わせて頂きます😊
どうして素晴らしい曲を次から次へと投稿するのか…助かりすぎて死んでしまう(?)
今気づいた…というか絵をほとんど見てなかったけどこの子の顔結構童顔ですね…だというのに落ち着いた印象
これは前はわんぱくな少女だったけど、急に何かがあって自分が変わったんでしょうか、目も優しい呆れたような印象を持ちますが、曲と合わせて聴くともはやどこか諦めたような印象ですね…確かに学生服と言われたら信じてしまいそうな服装です
そう考えるとこの子意外に容姿はまだ17歳とかだぞ!?
でも確か絵はAIでしたっけ?どんな条件で描いたんだろう…
曲と絵で様々考えられる程に素晴らしい完成度です!
このメロディ雪エリアのボスでアレンジとして使われて欲しい
魔女愛してる
めちゃめちゃすき、この主旋律の楽器なんでしょうか。
こういうBGM流しながら読む小説がたまらない。
Wouldn't it be cool if these guys put together a visual novel?
途中から色々と導いてくれそう
ホグワーツに赴任してほしいࠏ̈
やばいファンタジーすぎるめっちゃ好き
この曲すきです!
「あら?あなた、また来てたのね。声をかけてくれたら珈琲をあと一杯用意したのに」
そう言って彼女は湯気立つ珈琲に息を吹きかけ、小さく啜る。しかし、まだ熱かったのか、すぐに口を離し、その白い肌には全く似合わないほど赤い舌をちろりと出した。一応、強大な力を持つ『魔女』である彼女のだらしない仕草に、思わず笑ってしまう。
「む、何笑ってるのよ。こんな力を持っちゃった些細な代償よ………」
彼女はそう言って頬を膨らませる。やはり、教会の言っていたことは大間違いだ。彼女が国を滅ぼす罪人だとは到底思えない。
「………………ごめんね。いつか言おうと思ってたのに、こんな遅くなっちゃって………」
いきなり、彼女が席を立つ。彼女は、何事かと固まっている俺に近づくと、その氷のように冷たい両手を俺の頬に当てた。
「ごめんね、ここまで付き合わせちゃって。ごめんね、せっかくここまで来てくれたのに。ごめんね、こんな何もないところで」
いつしか、部屋の中に吹雪が入ってきていた。窓は枠しか残っておらず、屋根はほとんど消えている。頑丈なはずの石壁も大部分が崩れており、体に叩きつけられる雪を遮るものは、どこにもない。
「ごめんね、嘘ばかり見せて。ごめんね、私のわがままを聞いてくれて。ごめんね、私は何もできなくて」
彼女の言葉に、俺は首を振る。その動きで血が飛び散ったが、その赤は彼女の体をすり抜ける。それを見た彼女が泣きそうな顔になり、慰めようと右手を伸ばしたが、肘から先が千切れた腕は空を切るばかりだった。
「本当に、本当にごめんね………今の私じゃ、あなたを救えない………」
少しずつ、彼女の体が薄れていく。彼女の幻影が末端から消え、俺の両頬に添えられていた手はただの歪な氷になった。
「………ごめんね………ごめんね………そして、ありがとう………」
初めて、彼女の笑顔を見た気がした。そして、彼女は完全に消えてしまった。
「……………………」
ゴオオォォ………と吹雪の密度が増す。今更ながら、教会の兵士達に斬られた傷が痛み出した。ここに通っていることがバレなければ、まだ彼女はここで珈琲を飲んでいたのだろうか。
「……………………」
彼女はずっと、ずっと待っていたのだろうか。自分を罵る人々を守るために雪山に閉じこもり、魔力の暴走を無理矢理抑える不味い薬剤の入った珈琲を飲み続け、やがて年老いて死んでいく………そんな中で、自分の話を聞いてくれる人を。
「……………………」
目の前が暗くなってきた。俺も終わりが近づいている。彼女は、夢を叶えただろうか。暴走を止めるために一睡もしなかった彼女は、ようやく眠れただろうか。
「………………」
少し瞬きをすると、一瞬で景色が切り替わった。立派に磨かれた石壁に、暖かな太陽の光を映し出す窓。日を遮ろうともその暖かさは部屋全体に行き渡せる木製の屋根、そして、彼女がいつも本を読んでいた揺り椅子。
「あら?あなた、また来てたのね。声をかけてくれたら珈琲をもう一杯用意したのに」
後ろから声をかけられ、ゆっくりと振り向く。そこには、小難しい専門用語がびっしり書かれている本を小脇に持ち、湯気立つ珈琲を美味しそうに啜っている彼女がいた。猫舌は、もう治ったようだ。
「さ、今日も授業をしましょうか。ちゃんと予習はしてきたわよね?」
彼女の問いに、こくりと頷く。数百年前の文献で、彼女のことはかなり知っているつもりだ。どこからか、子供達のはしゃぐ声が聞こえてきた。
「あら大変、もう来ちゃったのね。授業の準備しなくちゃ」
どうやら、彼女は子供達の先生をしているようだ。そういえば、文献には、彼女の教え子が焼き殺されたという記述があったはずだ。
ふと、彼女が窓の外を見た。その先には、だだっ広い草原で子供達が走り回っていた。
「………熱くもなく、寒くもない。今日は、とてもいい日ね」
俺は、彼女の言葉に頷いた。
長文、失礼しました………
焚き火が爆ぜ、ぱきぱきと鳴る音と、この凍土がひび割れる音とは、やけによく似ている。
だがあの魔女の住処では、凍土の崩れに恐れる必要は無い。彼女が最も愛するのは安寧であり、彼女が最も嫌うのは災厄なのだから。
彼女のいる場所こそが安息であり、彼女こそが冬そのものなのだから。
解けない雪景色の魔女は、いまだ氷と雪の森の中に閉じ込められている。
彼女はその幽閉の呪いになんの抵抗もしなかった。が、それは逆に彼女という冬に、独壇場を与えることになってしまったと、数百年前の生命たちは気づいていなかったのだ。
みたいな感じがした🤪
めっちゃ好き
チェンバロっぽいのがいい
「まだ死ねない。この雪が隠した真相を暴くまではね」ってな感じで拳を握りしめて欲しい
シャドバみたいで好き
気づいたら居なくなって…
Very good!!
この人の名前決まりましたね!
フィオノーラ だっけ?
めっちゃしっくり来る
初コメです!
とても美しいです…(´。✪ω✪。`)✧*。
Nice🧙♀❄🌨☃
ハリポタの創作動画に意欲がわく音楽ですね!😊使いたい💕✨♬
森に住む白うさぎと友達な魔女さんやね
バロックみたいー神聖さがある。
Harpsichord,also with handel halverson style music❤
「あら………?またきたの………?貴女も物好きね………」って言われたい。
白髪キャラ.....
ヨキカナーヨキカナー(゜▽゜)チーン
チェンバロが最高……
ibで流しても違和感なさそう
이 유튜버 올리는 일러스트랑 노래랑 분위기랑 정말 똑같고 또 듣기 좋아서 감히 이런말 해도되나싶지만, 최고의 극찬을 주고 싶어서 어쩔줄 모르겠다. 그저 박수만 나온다. 👏 👏 👏 👏
好みにドンピシャ
love it!
love it ❤️❤️❤️
一周目でも、二週目でも仲間に出来ず、特定のクリア条件で周回した場合のみ仲間(嫁)になる…いやなってくれ…!
概要欄にめちゃ性癖書いてあって草
こんなに聞いてるのにまだいいねしてなかった!!!
誰が書いたイラストかだけは気になるね。フォローしに行かなくちゃ
この曲、メメントモリのルナリンドに合いそうだと思ったの自分だけ?
*血の付いたナイフ* を手に入れた
*あと1人* *残っている*
にとり味を感じる
Rozen maiden 🌹
「貴方の麗しいお姿に心を奪われてしまいました...どうか貴方とお付き合いさせてください」って俺が告白したら、
「申し訳ありません。ワタシには心に決めた殿方がいますので」
と言って暖かい笑顔のまま氷漬けにされた男にキスをしながら断って欲しい。
ドラクエ8の王宮の曲に似てる部分がある
長いです。誤タップ注意………。
………『誓約』の話が聞きたいのですか?………ああいえ、何処から話せばいいものかと思いまして。
………え?全部ですか?………まあいいでしょう。長くなりますが、大丈夫ですか?
………わかりました、では少し御伽噺のようにした方が語りやすいので、そうしてもいいでしょうか?………わかりました。
んんっ、………破滅の切っ掛けはきっと、彼にとっては些細なことだったのでしょう。
今より遠い、遠い昔に、ある大国の王が変わりました。
その王は今の歴史で見れば暴君とされるような、酷い酷い王でした。
そんなかの王の暴虐としてまず最初に挙がるのが、隣国へ仕掛けた戦争であるとされています。
隣国の国宝であるレッドダイヤを欲し、宣告も無しに突然戦争を仕掛け、隣国を壊滅に追い込みその国宝を奪ったといいます。
その国宝を欲した理由も小さなもので、ただ“見てみたかったから”だと言います。
冗談のようにも聞こえるそれは全て事実であり、その、戦争にもならない“蹂躙”で、多くの人が生命を落としました。
当事者からすれば到底納得もできない、他者から見ても理解のできないその行動は、きっと彼にとっては些細なことだったのでしょう。
事実、その後も彼は死ぬ寸前まで暴虐の限りを尽くしていましたし、今際の時においても悪びれた様子などなく、寧ろ“何故俺が殺されなければならないのか”といった様子でした。
………少し。脱線しましたね。その話は少し後にすることにしましょう。
話は、最初の悲劇となった隣国へと巻き戻ります。
その国の人々は逃げ惑いました。
唐突に現れた脅威に、平穏な日々を犯す侵攻に。
平民は当然、王や宰相、その地に住まう貴族、富んだ商人も皆、前触れのない脅威に対応もできずに蹂躙に遭うしかありませんでした。
隣国の王が他の国々にかの国の暴虐を訴え、領土を護る貴族達が兵を集め、聡い商人が悪路すら無理矢理に渡り国を出る。
順に一日、二日、三日と時は過ぎ、それまでに隣国の民は推定二割程度が殺され、運悪く国境付近の地を治めていた貴族は皆一様に、一族郎党皆殺しにされました。
………たった一人を除いて。
その者は、二番目に襲われた領土を収める貴族の、たった一人の愛娘でした。
その者の父はこう言いました。
“ここはもうすぐ戦火に呑まれるだろう。”
“私たちも、皆殺されるだろう。“
“お前だけは逃げてくれ、何とか生き残ってくれ”
“貴族の血も、何も考えなくていい“
“生き延びて、幸せに生きてくれ”
領土を護る貴族として、一人の父として、そう言いました。
背を向けながら語る父の表情は、想像に難くないでしょう。
涙を流しながら抱きついていた母も、同じようなことを言いました。
泣き頻り、次に顔を上げた母は目を赤くし、離れたくないという感情が目に見えていて、しかし不思議と、何か覚悟の決まったような顔をしていました。
人々の混乱の騒めきが聞こえ始めた頃、家族と最後のハグをして、頬にキスをして、愛と感謝を告げて、家族に永遠の別れを告げ、娘は辺境へと走りました。
侵攻の最中、不要な寄り道はしないだろうと考え、人里からは遠く離れた地に暫く姿を隠そうと考えたのです。
その考え自体は間違ってなどいないでしょう。
しかし、今回ばかりは違いました。
かの国のは、最低限の戦力のみを国に残し、その他全ての戦力を以て、可及的速やかに国境沿いへ包囲を作り侵攻していたのです。
隣国の北には前人未到の雪山が存在し、西と南には大国との国境、東には事情があり数十年前に隣国から独立した、仲の悪い国がありました。
逃げれる場所など、ありませんでした。
………前人未到の雪山以外。
逃走の最中、敵兵に見つかり逃げ惑う娘。
行く先を考えても、死地しかありません。
北の雪山に行けば死ぬ。
西と南には、今も娘を追いかける敵兵。
東の国は国境の砦に近づくだけでも殺されるかもしれない。
逃げる場所などありません。
それでも、足を止める事だけはできませんでした。
見目麗しく、大事に大事にされてきた娘はきっと、敵に捕まればその身を汚されるでしょう。敵に殺されれば存在の全てを穢されるでしょう。
そんな思考に、父の遺した言葉に、貴族子女としての誇りに。
それらの果てに思う事は、“死が避けられないとしても、死後私の身体を、愛する父母が生命を賭して護った私を、穢させる事だけは何が何でも許せない”ということでした。
娘は走りました。北の雪山に向かって。
装備も何もない娘一人では、何があっても死ぬことになるでしょう。
しかし、しかしそれでも、父の遺言も果たせないまま死ぬことがわかっていても、彼らの護ろうとしたものの、ほんの僅かでも、娘は護りたかったのです。
斯くして、敵兵に追われながら娘は雪山まで走りました。
敵兵は、それ以上追っては来ませんでした。
当然のことでしょう。彼らの国もまた、その雪山に面していたのですから、その存在は知っています。侵攻用に重い鎧を着て、かなりの時間を走り続けて、疲労困憊にも近いその状態で、さらに得体の知れない前人未到の地に踏み入ろうと思うほど、彼らは命知らずではありませんでした。
娘はどうせ死ぬだろうと来た道を戻っていく敵兵を最期に、娘は息絶えました。
………娘は息絶えました。
………そう怒った顔をしないでください。
仕方ないでしょう。実際にそうなんですから。
………それに、まだ話は終わっていませんよ?
………最初に言ったじゃないですか。
“………破滅の切っ掛けはきっと、彼にとっては些細なことだったのでしょう。”
………まだ諸悪の根源の破滅は、語られていないでしょう?
もう少し続きますから、話は全て聴き終えた後にお願いしますね?
………娘が息絶え、数十年が経過した頃、とある魔女が、娘の遺体の元に現れました。
魔女は言いました。
“………はぁ、ここは相変わらず寒いねぇ………まあ、そういうことだから、………早く用事を済ませるとしようか“
“さあ、………《起きる時間だよ》………うん、目が覚めたようだね。それじゃ、私はもう帰るから好きに………はぁ、いいや、やっぱり着いてきて、色々と説明してあげるから”
“うん?………ああ、私?………気にしないで、一介の魔女に過ぎないから………名前?………ああ、まあ、呼び方にも困るよね………”
“………長いから、一度しか言わないよ。………私の名はユニティプス・エス・マースビー・ラプラシス。『星の光芒を統べる魔女』………だった、今はただの魔女。………気軽に、『ユニ』と呼んでくれて構わない、新たなる魔女よ”
“ほら、着いておいで、色々と教えてあげるからさ………”
それから、娘は魔女に………『ユニ』様に、色々な話を聞きました。
娘が死んでから、五十年余が過ぎていること。
死んだ後、本来天上へ還るはずが娘の魂が人より強く、最期まで抱いて逝った意志の強さも相まって、『魔女』へ至るほどの魔力を身体が得るまで、娘が身体に宿っていたから、娘は魔女になったこと。
“………魂の強さ、意志の強さ。魔力の量と質、損壊の激しくない身体。その何かが揃っていなければ、そのまま天上へ還っていただろうね。その幸運に………いや、きっとこれは偶然ではなく必然だっただろうから、強いて云うなら、《世界》に感謝するといい”
………それから、大国の話も。
娘の家族や王族、無辜の民や国を出られなかった商人も皆殺しにされ、今は大国の領土となっていること。娘の国は娘の国以外にも、理不尽な理由で戦争を仕掛け蹂躙し、娘の死ぬ前よりもっと大きな国になっていること。
………そして、今もまだ、当時の王は変わっていないこと。
“………少し落ち着いて、席に座りなさい。最近、変わらず他国を犯し続ける王へ、クーデターを起こしている組織が存在する………君の祖国の、唯一残った王族が率いる組織だ”
“王族は皆殺しにされた………そう言ったが、一人だけ。第四王子だけは公爵家の子として育てられ、今もまだ生きている”
“大国といえど、新たに国を治めるためには、それなりに偉い人を少しは残しておきたかったんだろうね。三つあった公爵家の内二つは途絶え、唯一残された公爵家に、偶然第四王子が跡取りとして育てられていた”
“大国の意を反映するだけのお飾りの大公として、五十年近く彼の義父は勤めていたが数年前に亡くなり、後継として跡を継いだ第四王子が、最近反旗を翻した”
“正統な王家の血筋を持つ彼に従う者は多く、元の国の領土は取り戻すことができた”
“しかし後に再び脅威に曝されないため、大国の王を討ち、同じ被害に遭った国々までもを救いたいと、そういう思いの元、彼ら今も戦っている”
“………君が手を貸してやるといい。『誓約』によって、『魔女』は強くなる。今のキミの魂には、キミを殺した大国の王を自らの手で殺すという誓約が課せられている”
“それは、自らの仇討ちであり、愛する家族の敵討ちでもある。………だが、覚えておくといい………死んだキミが、いつまでも己の身体に宿り続けることのできたその理由は、父の言葉でもキミの誇りでもない”
“………死んでも消えない、憎悪の、その憎しみの、意志の強さだ”
“他に何もない訳ではない。父の言葉も貴族の誇りもあっただろう。………しかし、それ以上に、その憎悪と怨みつらみや最期まで抱いた呪詛の方が、何倍も多かった”
“思い出すといい、キミの今際に想ったことを、理不尽を呪い、大国の王の死を希い、ゆっくりと霧散していく思考の最中に、抱き続けた憎悪の強さを”
“今のキミには、力がある。大国の全てを氷の肖像へと変えれるだけの力が”
“しかし、終わりではない。大国の全てを氷像に変えたとしても、キミの人生には先がある”
“考えてみるといい。人智を超えた力で、大国を滅ぼした魔女が現れたら、人々はどうするのか”
“誰もがキミを忌み嫌うだろう。いつその力を自分達へ向けるか、わからない魔女を”
“安息の地などないだろう。寄り付いた地に住まう人から追われ、いく先々で剣を向けられ、平穏な日々など望めないだろう”
“………しかし、クーデターに力を貸せばどうなるだろう?キミの憎しみを、人々は知るだろう。キミの力を、人々は知るだろう。キミの力の向ける先が、キミを殺した国だとしればどうだろう?当然のことだと、誰もがそう思うだろう。強き魔女が復讐を果たしたと思うだろう”
“何も語らず、他者を顧みず、復讐を遂げたキミと、憎しみを語りあい、他者と共に戦い、復讐を遂げたキミと、………どちらの方が、人々に受け入れられると思う?”
“………そうだろう?単純なことだ。話が通じない魔女だと思われれば、脅威を除きに挑みに来る。話が通じる魔女だと思われれば、敵対しないために、対話をしにやってくる”
“キミは、話の通じる魔女になるんだ。クーデターに手を貸し、ただの復讐を大義名分のある復讐に見せ、大きな戦果を出し、平穏に過ごせる場所を報酬に望めば、キミの過ごす長い人生も、少しは過ごしやすいものになるだろう?”
“………話の途中で、王を討ちに行かなくてよかったね?討ちに行ったら最後、大義名分のない破滅を齎した、私が話した通りの、話が通じない魔女だと思われるところだったね?”
“………構わないよ。それから一つ、魔女になっても年長者や国王なんかの権力者には、敬意を払う事は忘れないようにね。それは『魔女』としてというより、『人』として生きる者として、するべき事だ。
“『人間の社会』で生きているということを、忘れないようにしなさい”
“………少し落ち着いて、席に座りなさい。最近、変わらず他国を犯し続ける王へ、クーデターを起こしている組織が存在する………君の祖国の、唯一残った王族が率いる組織だ”
“王族は皆殺しにされた………そう言ったが、一人だけ。第四王子だけは公爵家の子として育てられ、今もまだ生きている”
“大国といえど、新たに国を治めるためには、それなりに偉い人を少しは残しておきたかったんだろうね。三つあった公爵家の内二つは途絶え、唯一残された公爵家に、偶然第四王子が跡取りとして育てられていた”
“大国の意を反映するだけのお飾りの大公として、五十年近く彼の義父は勤めていたが数年前に亡くなり、後継として跡を継いだ第四王子が、最近反旗を翻した”
“正統な王家の血筋を持つ彼に従う者は多く、元の国の領土は取り戻すことができた”
“しかし後に再び脅威に曝されないため、大国の王を討ち、同じ被害に遭った国々までもを救いたいと、そういう思いの元、彼ら今も戦っている”
“………君が手を貸してやるといい。『誓約』によって、『魔女』は強くなる。今のキミの魂には、キミを殺した大国の王を自らの手で殺すという誓約が課せられている”
“それは、自らの仇討ちであり、愛する家族の敵討ちでもある。………だが、覚えておくといい………死んだキミが、いつまでも己の身体に宿り続けることのできたその理由は、父の言葉でもキミの誇りでもない”
“………死んでも消えない、憎悪の、その憎しみの、意志の強さだ”
“他に何もない訳ではない。父の言葉も貴族の誇りもあっただろう。………しかし、それ以上に、その憎悪と怨みつらみや最期まで抱いた呪詛の方が、何倍も多かった”
“思い出すといい、キミの今際に想ったことを、理不尽を呪い、大国の王の死を希い、ゆっくりと霧散していく思考の最中に、抱き続けた憎悪の強さを”
“今のキミには、力がある。大国の全てを氷の肖像へと変えれるだけの力が”
“しかし、終わりではない。大国の全てを氷像に変えたとしても、キミの人生には先がある”
“考えてみるといい。人智を超えた力で、大国を滅ぼした魔女が現れたら、人々はどうするのか”
“誰もがキミを忌み嫌うだろう。いつその力を自分達へ向けるか、わからない魔女を”
“安息の地などないだろう。寄り付いた地に住まう人から追われ、いく先々で剣を向けられ、平穏な日々など望めないだろう”
“………しかし、クーデターに力を貸せばどうなるだろう?キミの憎しみを、人々は知るだろう。キミの力を、人々は知るだろう。キミの力の向ける先が、キミを殺した国だとしればどうだろう?当然のことだと、誰もがそう思うだろう。強き魔女が復讐を果たしたと思うだろう”
“何も語らず、他者を顧みず、復讐を遂げたキミと、憎しみを語りあい、他者と共に戦い、復讐を遂げたキミと、………どちらの方が、人々に受け入れられると思う?”
“………そうだろう?単純なことだ。話が通じない魔女だと思われれば、脅威を除きに挑みに来る。話が通じる魔女だと思われれば、敵対しないために、対話をしにやってくる”
“キミは、話の通じる魔女になるんだ。クーデターに手を貸し、ただの復讐を大義名分のある復讐に見せ、大きな戦果を出し、平穏に過ごせる場所を報酬に望めば、キミの過ごす長い人生も、少しは過ごしやすいものになるだろう?”
“………話の途中で、王を討ちに行かなくてよかったね?討ちに行ったら最後、大義名分のない破滅を齎した、私が話した通りの、話が通じない魔女だと思われるところだったね?”
“………構わないよ。それから一つ、魔女になっても年長者や国王なんかの権力者には、敬意を払う事は忘れないようにね。それは『魔女』としてというより、『人』として生きる者として、するべき事だ。
“『人間の社会』で生きているということを、忘れないようにしなさい”
“………それじゃあ、伝える事は伝えたし、そろそろ私は………ああいや、ちょっと待ってね。キミに、『名』を与えないといけなかった………”
“………『名』は、キミの名前とは違うよ。私の名乗りを覚えているかい?”
“………そう、『星の光芒を統べる魔女』だ。私も『魔女』になった時に、今のキミのように、先達の『魔女』に色々と聞かされてね………最期に、この『名』を与えられたんだ”
“………『魔女』の目覚めに立ち会った者が、俗世を教え、『名』を与えること。”
“それが『魔女』の一つの決まりだ………と言っても、私みたいにいい加減でも大丈夫だし、大体私がやるから、そう気にしないでいいけど………もし、いつかキミが『魔女』の目覚めに立ち会うことがあれば、その時は、よろしく頼むよ?”
“………さて、どんな『名』がいいかなぁ………この氷雪の大地の魔力で魔女になったキミには、雪に関する『名』の方がいいよね………”
“……………よし、キミは『万年溶けぬ瑞雪と白魔を統べる魔女』だ。少し長いけど、味方するものには瑞雪を降らせ、敵対するものには白魔が襲う魔女”
“………それに、気づいていないようだけど、キミの周りでは雪が止む事はない。この地の魔力の影響だろうけど、キミの周りはずっと雪で覆われるだろう”
“溶けても新たに降り積り、まるで溶けない雪に見える万年雪と、よく似ていると思ったんだよね………だから、『万年溶けぬ瑞雪と白魔を統べる魔女』だ”
“長いから、『万年雪の魔女』とかでも、いいと思うよ………私だって、面倒な時は略して、『星の魔女』とか名乗るし、名付け親がいいって言ってるんだから、問題ないでしょ………”
“………『万年溶けぬ瑞雪と白魔を統べる魔女』フィオノーラ・ブランシエル《ネーヴェ》。最後に一つ、これは忠告であり、お願いだよ。………『お前』が過ぎた力を世に振り撒く『厄災』となれば、『私』がキミを殺す。《世界》を敵に回した時、『魔女』の全てを敵に回すと知れ”
“………だが逆に、『私』が過ぎた力を世に振り撒く『厄災』となれば、『キミ』が私を殺してほしい。同じように、他の『魔女』が『厄災』と化してもキミの力を貸してほしい”
“このお願いは、『魔女』の掟。最初の『魔女』が『厄災』と化した時に作られた、《世界》を護る為の、『誓約』。このお願いを受け入れてもらえないなら、多少無理矢理にでも呑ませないといけないんだけど………その必要はなさそうで、安心したよ”
“………それじゃあ、また機会があれば会うことになるだろうから、元気でね”
………そう言い残して、用を済ませた彼女は去っていきました。
………その後、『万年雪の魔女』は、彼女に教わったように過ごしました。
クーデターに力を貸し、悪びれる様子もなく喚き散らかす王の首をその手で落とし、復讐を成し遂げ、話の通じる魔女として、今もなお暮らしている森を、国に属さない『魔女』の土地として貰い受け、平穏な日々を過ごしています。
………めでたし、めでたし。………どうでしたか?中々、語り部っぽくできたと思いますけど………え?………ああ!そうでした。『誓約』の話でしたね………。
それはこの森を貰ったときに、一緒に私の家の家宝を貰えないか、クーデターを率いてた王に交渉をして、その時に、ですね。
『私の国が危機に相対する時、この国を護ってほしい。いつかこの国が滅ぶ時まで、貴女が善き隣人であり続ける限り、この国を護ってほしい』
………そう言われまして、折角なので『誓約』としてあれから何百年か、度々護っているんですよ。
………え?氷龍は国を襲った訳じゃないのに、危機として扱われるのか………まっ、まあそうですね?まだ危機ではなかったかも知れませんけど、………細かいことはいいじゃないですか!貴方は命を救われた!その結果だけではダメいけませんか!?
………んんっ、失礼しました。………え?私の家の家宝は………っ!?
……………ええとその、あのですね?何と言いますかえっと、………貴方の、首に下がっている、ネックレスです………。
………そんな顔をしないでください。その………昔から、戦に向かう“大切な人”に、御守りとして渡す風習が、我が家にはあったんです。
急に話をされたので、何か御守りをと思った時に真っ先にそれが出てきてしまって………長年私の手元にあったので身に付けていればそれなりの氷魔法なら使えますし、貴方が生きて帰ってくる確率が、少しでも上がってほしいという思いもありましたけど………。
………この話はここまでにしましょう。なんだかとても、辱めを受けているような気がします。
………それでは、ネックレスを返してもらってもいいですか?………はい、ありがとうございます。……………貴方が、無事に帰って来てくれて、よかったです。
………え?………ふふっ、そうですね。無事に帰って来たというより、私が無事に帰したんですよね。私が作戦に参加した時、貴方が氷龍の爪に裂かれる寸前で、………本当に危なかったですね。そんなギリギリの状況だとは思ってなくて、びっくりしましたよ………。
………ふふっ、そうですね。今度は貴方の辱めになってしまいますね。この話もここまでにしておきましょう。………こういう話は老いた時に、往年を懐かしむ時に話すのがいいんですよね………。
………っ、いいえ、なんでもありません。………それで、ネックレスを返す他に、もう一つ用事があると言っていましたが、それは一体何ですか?
………お祭り?………戦功表彰?その表彰のために私を呼びに来たんですか?
………はぁ、仕方ないですね。私も、偶には王国に顔を出さないといけませんし。
………え?私と一緒に回るためのお誘いなんですか?……………それならそうと、先に言ってください。ふむ………少し、待っていてください、すぐに準備を済ませますから!
………その日、粛々とした授与式を終えた後、とある騎士と祭りを回り、最後にダンスまでも踊り、楽しそうにはしゃぐ魔女の姿があったらしい………。
“………それじゃあ、伝える事は伝えたし、そろそろ私は………ああいや、ちょっと待ってね。キミに、『名』を与えないといけなかった………”
“………『名』は、キミの名前とは違うよ。私の名乗りを覚えているかい?”
“………そう、『星の光芒を統べる魔女』だ。私も『魔女』になった時に、今のキミのように、先達の『魔女』に色々と聞かされてね………最期に、この『名』を与えられたんだ”
“………『魔女』の目覚めに立ち会った者が、俗世を教え、『名』を与えること。”
“それが『魔女』の一つの決まりだ………と言っても、私みたいにいい加減でも大丈夫だし、大体私がやるから、そう気にしないでいいけど………もし、いつかキミが『魔女』の目覚めに立ち会うことがあれば、その時は、よろしく頼むよ?”
“………さて、どんな『名』がいいかなぁ………この氷雪の大地の魔力で魔女になったキミには、雪に関する『名』の方がいいよね………”
“……………よし、キミは『万年溶けぬ瑞雪と白魔を統べる魔女』だ。少し長いけど、味方するものには瑞雪を降らせ、敵対するものには白魔が襲う魔女”
“………それに、気づいていないようだけど、キミの周りでは雪が止む事はない。この地の魔力の影響だろうけど、キミの周りはずっと雪で覆われるだろう”
“溶けても新たに降り積り、まるで溶けない雪に見える万年雪と、よく似ていると思ったんだよね………だから、『万年溶けぬ瑞雪と白魔を統べる魔女』だ”
“長いから、『万年雪の魔女』とかでも、いいと思うよ………私だって、面倒な時は略して、『星の魔女』とか名乗るし、名付け親がいいって言ってるんだから、問題ないでしょ………”
“………『万年溶けぬ瑞雪と白魔を統べる魔女』フィオノーラ・ブランシエル《ネーヴェ》。最後に一つ、これは忠告であり、お願いだよ。………『お前』が過ぎた力を世に振り撒く『厄災』となれば、『私』がキミを殺す。《世界》を敵に回した時、『魔女』の全てを敵に回すと知れ”
“………だが逆に、『私』が過ぎた力を世に振り撒く『厄災』となれば、『キミ』が私を殺してほしい。同じように、他の『魔女』が『厄災』と化してもキミの力を貸してほしい”
“このお願いは、『魔女』の掟。最初の『魔女』が『厄災』と化した時に作られた、《世界》を護る為の、『誓約』。このお願いを受け入れてもらえないなら、多少無理矢理にでも呑ませないといけないんだけど………その必要はなさそうで、安心したよ”
“………それじゃあ、また機会があれば会うことになるだろうから、元気でね”
………そう言い残して、用を済ませた彼女は去っていきました。
………その後、『万年雪の魔女』は、彼女に教わったように過ごしました。
クーデターに力を貸し、悪びれる様子もなく喚き散らかす王の首をその手で落とし、復讐を成し遂げ、話の通じる魔女として、今もなお暮らしている森を、国に属さない『魔女』の土地として貰い受け、平穏な日々を過ごしています。
………めでたし、めでたし。………どうでしたか?中々、語り部っぽくできたと思いますけど………え?………ああ!そうでした。『誓約』の話でしたね………。
それはこの森を貰ったときに、一緒に私の家の家宝を貰えないか、クーデターを率いてた王に交渉をして、その時に、ですね。
『私の国が危機に相対する時、この国を護ってほしい。いつかこの国が滅ぶ時まで、貴女が善き隣人であり続ける限り、この国を護ってほしい』
………そう言われまして、折角なので『誓約』としてあれから何百年か、度々護っているんですよ。
………え?氷龍は国を襲った訳じゃないのに、危機として扱われるのか………まっ、まあそうですね?まだ危機ではなかったかも知れませんけど、………細かいことはいいじゃないですか!貴方は命を救われた!その結果だけではダメいけませんか!?
………んんっ、失礼しました。………え?私の家の家宝は………っ!?
……………ええとその、あのですね?何と言いますかえっと、………貴方の、首に下がっている、ネックレスです………。
………そんな顔をしないでください。その………昔から、戦に向かう“大切な人”に、御守りとして渡す風習が、我が家にはあったんです。
急に話をされたので、何か御守りをと思った時に真っ先にそれが出てきてしまって………長年私の手元にあったので身に付けていればそれなりの氷魔法なら使えますし、貴方が生きて帰ってくる確率が、少しでも上がってほしいという思いもありましたけど………。
………この話はここまでにしましょう。なんだかとても、辱めを受けているような気がします。
………それでは、ネックレスを返してもらってもいいですか?………はい、ありがとうございます。……………貴方が、無事に帰って来てくれて、よかったです。
………え?………ふふっ、そうですね。無事に帰って来たというより、私が無事に帰したんですよね。私が作戦に参加した時、貴方が氷龍の爪に裂かれる寸前で、………本当に危なかったですね。そんなギリギリの状況だとは思ってなくて、びっくりしましたよ………。
………ふふっ、そうですね。今度は貴方の辱めになってしまいますね。この話もここまでにしておきましょう。………こういう話は老いた時に、往年を懐かしむ時に話すのがいいんですよね………。
………っ、いいえ、なんでもありません。………それで、ネックレスを返す他に、もう一つ用事があると言っていましたが、それは一体何ですか?
………お祭り?………戦功表彰?その表彰のために私を呼びに来たんですか?
………はぁ、仕方ないですね。私も、偶には王国に顔を出さないといけませんし。
………え?私と一緒に回るためのお誘いなんですか?……………それならそうと、先に言ってください。ふむ………少し、待っていてください、すぐに準備を済ませますから!
………その日、粛々とした授与式を終えた後、とある騎士と祭りを回り、最後にダンスまでも踊り、楽しそうにはしゃぐ魔女の姿があったらしい………。
ユニ様、最初書き始めた時はあんまり調べないで、「概要欄に名前あった!ユニっていうんだ!」って思って頑張って下の名前考えたんですけど、「万年雪の魔女様って名前ないのかな?」って調べてたらフルネーム出てきてびっくりしました………まるで道化のような事をしてましたね。
道化だなぁというのはいいんですけど、『ユニティプス・エス・マースビー・ラプラシス』って名前すごく好きなんですけど、由来とか意味とか知りたい………!『ラプラシス』が悪魔とかは調べたら出てきたんですけど、名付け親様の込めたイメージとか意味由来を聞いてみたい………!
あと、見習い魔女ちゃんたちのお名前考えたい!って思ってたんですけど普通に忙しすぎて無理でした、悔しい………!
そんな事はさておき、このお話は何だか描写が足りていないというか、不完全燃焼感がすごくて本当は挙げないつもりだったんですけど、三回くらい丸々書き直した末に出来たものなのでちょっと勿体無くて………文字通り供養として挙げました。南無三………。
文豪!?!??!?!?!?!!