J.S.Bach: Praeambulum1 BWV924

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  • Опубліковано 15 жов 2024
  • Recording date: 20.09.2023
    Cembalo: Masami Usui
    This Praeambulum is the second piece from Klavierbuechlein fuer Wilhelm Friedemann Bach. In this music there are beautiful accords Bach's tastes in Style brise that I like so much.
    Thank you for visiting my channel! Hope you are enjoy with this video! Masami
    バッハの 『ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集』より、『プレアンブルム第一番』です。
    バッハは、この曲集を長男ヴィルヘルムの音楽教育のためにまとめた、と言われております。
    しかしながら、ベーレンライター版の序文にまとめたヴォルフガング・プラットの言及を注意深く読むと、バッハのこの曲集に込めた意図、目的には未だ謎の部分も多いことがわかります。
    引用すると、
    「いままでの見方は、クラヴィーア小曲集の中にバッハの教育方法のようなものがみられるとし、内容も配列もクラヴィーア教育上の意味があるとしてきたが、それはこのような特徴にあたってはいない。もっと正しいのは、クラヴィーア小曲集の目的を、ただクラヴィーア演奏をめぐること以上の音楽教育の面から見ることであろう。一歩ゆずってかんがえれば、ヴィルヘルム・フリーデマンのクラヴィーア授業がクラヴィーア小曲集とともにはじまったという暗黙の了解がまちがっていることもありうる。もっとたしからしいのは、ともかくヴィルヘルム・フリーデマンは、父親が ―10歳の誕生日からきっかり2箇月目に ― クラヴィーア小曲集をはじめたときには、とっくにクラヴィーア演奏の基本をマスターしていたことだ。しかし、父親の書きこみのあとでヴィルヘルム・フリーデマンのおぼつかない筆跡がはいりこむとき、小曲集の真の目的があきらかになる。6番のアルマンドは作曲練習なのだ。」(ベーレンライター版 ヴォルフガング・プラット 高橋悠治・訳 より引用)
    この曲集には、『インヴェンションとシンフォニア』の初稿譜として『プレアンブルムとファンタジア』が収められています。
    プラットが述べているのは、「この巻の使用者が心にとめてほしいのは、これは一つの作品や作曲集ではなく、異質な内容をもつ複雑な原本による出版物で、そのくせ、気ままさ、欠陥をそのまま再現しているということである」(ベーレンライター版 ヴォルフガング・プラット 高橋悠治・訳 より引用)
    私が動画にしたのは、この曲集の第2番の曲、『プレアンブルム1』ですが、これは、和音を崩す書法で書かれ、いわゆるリュート奏者の奏でる「スティール・ブリゼ」を習得するためでもあるのではないか、と考えられます。
    そして、この和音については、絶え間ない不協和音と協和音の交代、そして曲が進むにつれてその不協和音は深みを増してゆき、最後は、「ファンタジー様式」とも言える、バス音の主続低音にのって右手が自由に和音をブリゼで展開していきます。
    小さな曲ですが、すでに大曲につながる要素をもつ、バッハの傑作ではないか、と、今回改めて思いました。
    冒頭部分のブリゼの進行中、左手はフランスのバロックの装飾音を奏でます。
    観ていただけましたら嬉しいです。
    臼井雅美
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