阿蘇草千里は白銀の世界 7日からは再び大雪の恐れ【熊本】 (25/02/06
Вставка
- Опубліковано 10 лют 2025
- 強い寒気の流れ込みで5日まで雪に見舞われた県内、特に標高の高い山では白銀の世界が広がっています。積雪による通行止めなど影響が残る中、7日から再び強い寒気が流れ込み大雪の恐れがあります。
標高およそ1100メートル、6日朝の阿蘇草千里です。
ふもとの乙姫で最低気温氷点下5.1度を観測するなど厳しい寒さとなりました。
この厳し寒さが生む阿蘇ならではの光景があります。『霧氷』です。
霧氷は雲や霧などの水分が地表の樹木などに触れて凍りつくもので風上に向かって成長します。
6日朝は、この霧氷が草原の低い木だけでなく、階段の手すりや登山道沿いの木々の枝葉にも付着し、まるで氷の花をまとったようでした。
また、この寒さで草原の池もカチカチに凍っています。
【大津善彰カメラマン】
「氷に乗ってみたいと思います」(早送り▼▼)「全く割れません」
それはまるで天然のスケートリンクのよう。
【佐賀から訪れた女性】
「雪の日に来たことなかったんですけど、初めて見る景色でめちゃめちゃきれいです。今までで一番きれいです」
佐賀県から訪れたというこちらの女性は雪の草原を散歩。深い所ではひざの高さまで
積もっていたそうです。数日にわたって強い寒気にさらされた阿蘇草千里。
春になると野焼きで黒く焼き尽くされる草原には、雪と氷が織りなす白銀の世界が広がっていました。
この雪の影響で5日午後6時ごろ、県道宮原五木線の八代市と五木村の境にある大通トンネル付近でチェーンなどを装備していない車がスリップして動けなくなり、合わせて15台が立ち往生しました。
県の職員や警察が車に乗っていた人に水や食料を配布するなどし6日午前9時半ごろ
全員が無事に退避したということです。
立ち往生が発生した区間では、熊本県が看板などでチェーンの装着を呼びかけていたということで、木村知事は定例会見で改めて注意を呼びかけました。
【木村知事】
「特に車を運転されるドライバーの皆さん、寒い時季に山間部を運転される場合には
気象情報、道路の規制情報、道路標識などを確認していただき、チェーンなどを準備の上、安全運転を心がけてほしい」
このほか、人吉市と宮崎県えびの市を結ぶ国道221号線が全面通行止めとなっていましたが先ほど午後6時に解除されました。
また県内では休校となった学校もありました。
熊本県によりますと、山都町と芦北町、五木村にある小・中学校など合わせて20校が休校。このほか県内では始業の遅れなどで10校に影響が出ました。
6日はいったん寒気がいくぶん弱まり小康状態となった県内ですが、7日から8日にかけては再び九州の上空1500メートル付近にマイナス12度以下の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込みです。
7日昼過ぎから8日午前中にかけて平地、山地ともに大雪となる恐れがあります。
夕方までの24時間に予想される雪の深さは山地の多い所で7日まで、8日までともに10センチなどとなっています。
積雪や路面の凍結による交通障害や、農作物や農業施設の管理などに注意してください。