原作のドラマ化で注目 青森市在住の「週末作家」 テレビ初取材!その正体とは…?
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- Опубліковано 28 лис 2024
- アイルランド出身で青森市在住の作家の小説が、全世界に配信されるドラマの原作に採用され話題となっています。「週末作家」と呼ばれ、その正体は謎に包まれていましたが、今回初めてテレビ取材に応じてくれました。実は、取材した稲葉千秋アナウンサーと関わりがある人でした。
訪れたのは、青森明の星高校。
【コリン・オサリバンさん】
「また会えてうれしいよ」
【稲葉千秋アナウンサー】
「ありがとう」
【コリン・オサリバンさん】
「カメラマンさんも、よろしくお願いします」
「間違えたところを確認して、短い英会話をしましょう」
アイルランド出身のコリン・オサリバンさん、50歳。妻と2人の子どもと青森市内で暮らしながら、平日は英語の教員として働いています。
私も高校時代、オサリバン先生から英語を教わりました。十数年ぶりの再会です。
【稲葉千秋アナウンサー】
「あなたが小説家だとは知らなかったので、とても驚きました」
【コリン・オサリバンさん】
「本当に?これまでは私生活はすべて内緒にしていたけれど、今はもう皆知っているよ」
そのオサリバンさんのもう一つの顔は「週末作家」。20年以上にわたって週末に執筆活動を行っています。
10年前の2014年に、作家としてデビュー。これまで6冊の本が出版されていて、フランス語やロシア語などにも翻訳されています。
そして2024年、3作目の「ザ・ダーク・マニュアル」が、アメリカの動画配信サービス、Apple TV+のミステリードラマ「サニー」の原作に採用されました。
【稲葉千秋アナウンサー】
「小説のドラマ化、おめでとうございます。お気持ちはいかがですか」
【週末作家 コリン・オサリバンさん】
「ありがとう。とてもうれしいし名誉なことだなと感じています。原作者として、私が頭の中で創造したキャラクターがテレビ画面で生き生きと描かれていて、とてもワクワクしています」
今回ドラマ化された「サニー」は、西島秀俊さん演じるロボット研究者の夫と、8歳の息子を飛行機事故で亡くしたアメリカ人女性が、人工知能=AIに立ち向かい、真実を暴くダークスリラーです。
この作品で伝えたかったことは。
【週末作家 コリン・オサリバンさん】
「テクノロジーと自然との対立です。最近は、日本でも世界中でもAIが大きな話題となっています。数年前、私はAIについて考え始めました。きっかけは、私が見たロボットの悪夢でした」
ロボットを家に持つことは良いことか悪いことか。そして、何を引き起こすのか。自身が感じた疑問を物語に投影しました。
ドラマ化に合わせて「サニー」の日本語版が、9月24日に発売されました。
「週末作家」として活躍するオサリバンさん。そもそも、なぜ作家になったのでしょうか。
【週末作家 コリン・オサリバンさん】
「幼い頃から短い詩や物語を書いてきました。物語がどんどん大きくなっていって小説になったのです。書くことは私の習慣です。いつもやっていることなので止められないです」
青森で書き続ける理由は、自身が感じる「孤独感」からでした。
【週末作家 コリン・オサリバンさん】
「もし、私が故郷のアイルランドにいたら、もっと気が散っていたでしょう。スポーツ観戦をしたり、友人や家族と会ったり楽しいことをしていたと思います」
「日本にいる方が孤独感を感じ、自分と向き合う時間があります。より創作活動に集中できるのです」
注目されても、生活は変わらないと話すオサリバンさん。次の目標は。
【稲葉千秋アナウンサー】
「週末作家としての目標は何かありますか」
【週末作家 コリン・オサリバンさん】
「週末作家としての目標か、良い質問だね。私の目標は、諦めずに続けることです」
「教員として生徒に接する時も、週末作家として書き続けることもエネルギーを注いでいます。それが私の挑戦です」
「挑戦し続けること。ベストを尽くします」
【稲葉千秋アナウンサー】
「あなたならできますよ」
【週末作家 コリン・オサリバンさん】
「ありがとう」
【稲葉千秋アナウンサー】
「ありがとうございました」
【週末作家 コリン・オサリバンさん】
「どういたしまして」
オサリバンさんの小説「サニー」は、青森県内の書店や、インターネットで購入できます。ドラマは、Apple TV+で全10話が配信されています。
オサリバンさん、次は妖怪など、日本のホラーを書きたいということです。これからの活躍も期待しています。