人力飛行機ストーク世界記録飛行(Human-powered aircraft Stork world record flight)

Поділитися
Вставка
  • Опубліковано 18 бер 2022
  • 1977年1月2日、夕暮れが迫る下総航空基地の滑走路で、人力飛行機ストークは世界記録を更新しました。海外の航空専門家たちが、どんなに知恵を絞って機体製作しても、1000mの直線飛行がやっとだったころ、日本の大学生の卒業研究で製作されたストークは、この日2093.9mの直線飛行を成功させ、世界の航空界を驚愕させました。その後、ストークは、上野の国立科学博物館に入館し、1979年11月1日から1998年11月3日まで、約20年間展示され、人々の賞賛を受けました。しかし、国立科学博物館改修に伴い、残念ながら展示は終了となり、ストークは解体され、科学博物館の収蔵庫で保管状態のまま23年が経過しました。半永久的に収蔵庫保存が続くと思われていましたが、2021年、茨城県筑西市に科博廣澤新航空博物館が新設され、ストークは再び展示されることになりました。この再展示にあたって、ストーク主任設計者の石井潤治を中心とした、有志のオリジナルメンバーによって、外皮の雁皮紙をすべて張り替えるなど、丁寧な修復が施されて、ストークは当時の美しい姿を取り戻しています。
    On 2 January 1977, on the runway of Shimofusa Air Base as dusk was falling, the human-powered aircraft Stork broke a world record. At a time when foreign aeronautical experts could barely manage a straight line flight of 1,000 metres, no matter how ingenious they were in their aircraft construction, Stork, which was built by Japanese university students for their graduation thesis, succeeded in a straight line flight of 2093.9 metres on that day, astonishing the world of aviation. Stork then entered the National Science Museum in Ueno, where it was exhibited from 1 November 1979 to 3 November 1998, for about 20 years and won the admiration of the public. Unfortunately, the exhibition was closed when the National Science Museum was renovated, and Stork was dismantled and has remained in storage at the Science Museum for 23 years. Although it was thought that the storage would remain in storage semi-permanently, in 2021 the Science Museum Hirozawa New Aviation Museum was newly established in Chikusei City, Ibaraki Prefecture, and Stork was once again put on display. For this re-display, the original members of the volunteer team, led by the chief designer of Stork, Junji Ishii, carefully restored Stork to its original beauty, including replacing all the gampi paper on the outer skin. / 1453643051243433985
  • Наука та технологія

КОМЕНТАРІ • 9

  • @tomohayashi8343
    @tomohayashi8343 Рік тому +6

    手漉きの雁皮紙、ジャップペーパーと名称で模型航空分野でも軽さと丈夫さで世界的に知られた名品でした。

  • @kimeboh
    @kimeboh 9 місяців тому +1

    おお!すごい映像ありがとうございます。

  • @CazYokoyama
    @CazYokoyama Рік тому +3

    Puffinを作って売っていた石井さんに会いに岡山まで行ったのを思い出します。4.5tのロングのトラックの荷台に積めると言われたのを今でも思い出します。夢に生きた人たちは、その後どう人生を生きたのか、ガンピの翼ストークを読むことにします。

  • @kakekura5967
    @kakekura5967 2 роки тому +7

    貴重な飛行シーンが見れるなんて!
    ありがとうございます(≧▽≦)

    • @ooetoshiko
      @ooetoshiko  2 роки тому +5

      コメントをありがとうございます。
       私も初めてこの動画を見た時には、とても感動しました。私は「ガンピの翼ストーク」という本を執筆しましたが、この執筆に際し、ストーク主任設計者の石井潤治氏より膨大な量の資料をご提出いただきました。本の完成までに5年を要しましたが、スタートは、私自身が資料を理解するところから始まりました。音楽を専門とする私は、飛行機の設計は素人ですので、資料の理解は航空工学や空気力学を学ぶことでもありました。まるで遺跡に記されていた古代文字を解読しているような毎日でしたが、理解が進むにつれて、私も1975年にタイムスリップし、格納庫でストークを製作している学生の一員になったようで、とてもワクワクしながら資料を読み進みました。資料の中には映像記録もありました。それらは専門業者の手を介さないと、再生できないものがほとんどでしたが、このストークの世界記録飛行の動画だけは、プラスチックケースに入ったDVDでした。パソコンで再生できましたので、映像を見てみると、まさしく、「ガンピの翼ストーク」十章の「おーい、みんな、ストーク翼を磨いてくれ・・・」のシーンが入った感動的な記録でした。DVD全編は15分ほどで、加藤隆士パイロットの残したストーク飛行記録によると、1977年1月2日、15時54分の飛行(世界記録更新)と16時25分(世界記録更新の後に滑走路を戻ってきたとき)の2回のシーンを混ぜて編集された動画でした。つまり世界記録更新飛行時の離陸から胴上げまでのノーカットではありません。おそらく、1977年2月、イギリスで行われた王立航空協会の人力飛行シンポジウムに、ストークのことを発表するため、日本大学で制作された動画だと思います。なぜなら、航空ジャーナル社発行の「航空ジャーナル1978年3月号」で、木村秀政教授の記事「クレイマー章受賞式参列記」の中で、この動画のことが触れられているからです。いずれにせよ、この動画が残されていたことを本当に嬉しく、また、私たち日本人にとって幸運なことだと思います。なぜなら、ストークの翼の外皮に使われた手漉き雁皮紙はもう存在しません。45年前には、模型飛行機の翼に使われ、戸籍謄本や重要書類など、日本人の日々の暮らしと結びついていた手漉き極薄雁皮紙は、他の媒体にその座を追われ、高度な技術をもった職人さんたちの仕事はなくなってしまいました。極薄手すき雁皮紙だけでなく、その他の分野でも同じことが言えるでしょう。織物、建築、料理など、日本人が長い年月、培ってきた技は、便利で快適な生活と引き換えに、我々の前から姿を消していきました。そんな矢先に、半永久的とも思われていたストークの収蔵庫保存が覆り、再び、その雄姿を見ることができるようになりました。この再展示にあたって、少しでも、たくさんの人たちに、ストークの世界記録飛行の感動をお伝えしたく元のデータを短縮し、UA-camにアップしました。また字幕は、「ガンピの翼ストーク」の取材で、世界記録更新飛行に立ち会った複数のメンバーから、私が直接、聞き取ったことをもとに、付けさせていただきました。たくさんの人たちに、日本のストークのことが伝わりますように!
      おおえとしこ

  • @denseikan
    @denseikan Рік тому +4

    加藤隆士さんの若き日の貴重な映像ありがとうございます チロル号の加藤さんですよね お世話になりました 感謝しています

    • @ooetoshiko
      @ooetoshiko  Рік тому +3

      はい、チロル号の加藤さんです。コメントありがとうございます。

  • @hirokatuyamaji6614
    @hirokatuyamaji6614 Рік тому +4

    45年前の記録なんだ、現在の記録はどの位なんだろう?現在なら素材は色々あるようだし記録の向上あるかも。

    • @ooetoshiko
      @ooetoshiko  8 місяців тому +2

      ua-cam.com/video/1xrmMiAJXBo/v-deo.htmlsi=YenP1DA49PtB6v6M
      ↑この動画内の11:02からの石井潤治さんの解説がヒントになると思います。