きっかけは「大学生の時に詐欺にあったから」県警機動警ら隊・26歳女性警察官の忙しすぎる日常「違反取締りと音楽隊と」
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- Опубліковано 25 гру 2024
- 県民の安全を守るためにパトロールに励む一方、音楽隊としても警察と地域の人々の懸け橋として奮闘している宮城県警の機動警ら隊、26歳の女性警察官を密着取材しました。
県警機動警ら隊の仕事とは
パトカー:
「左に寄せて止まってください」県民の安全を守るため、昼夜を問わずパトロールを行う宮城県警機動警ら隊。パトカーの機動力を生かし、事件事故の初動対応にあたるほか不審人物への職務質問や交通違反も取り締まります。パトカー:
「原付の運転手さん、2段階右折ですよ」パトカーはこの日、2段階右折が必要な交差点での違反者を発見しました。髙橋伶奈巡査:
「あそこ2段階しなきゃいけないの知ってましたか?」
運転手:
「知らない」
髙橋巡査:
「標識がなくても、3車線以上ある交差点の時は、2段階をしなくちゃいけないんです」宮城県警、髙橋伶奈(れいな)巡査(26)です。機動警ら隊に配属され2年目を迎える若手警察官です。宮城県警 機動警ら隊 髙橋伶奈巡査:
「自分が行った事案で分からないこととかを聞くようにして、パトカーの中でも勉強するようにしてます
大学時代、犯罪被害に…
そんな髙橋巡査が警察官を志したのは、犯罪の被害に遭ったことがきっかけでした。宮城県警 機動警ら隊 髙橋伶奈巡査:
「警察官の私が言うのも恥ずかしいんですけど、大学生の時に詐欺にあったことがありました。その時に家族とかに沢山迷惑をかけてしまったので、私のような被害者を減らしたいと思い、そのためには警察官しかないかなと思って警察官を選びました」かつての苦い経験から「困っている人の手助けをしたい」そんな思いを持ちながら日々パトロールを行う髙橋巡査。実は、警察官としてもう1つの顔を持っています。去年11月、名取市で開かれた警察学校の祭で披露された県警音楽隊によるマーチングバンド演奏。そこにはトランペットを吹く髙橋巡査の姿がありました。
音楽隊のトランペット奏者として
宮城県警 機動警ら隊 髙橋伶奈巡査:
「小学校の時に少しだけ(2、3年)トランペットを吹いていた時があったので、その関係で音楽隊に入ることになりました」警ら隊の業務の傍ら音楽隊のトランペット奏者としても活動しているのです。宮城県警 機動警ら隊 髙橋伶奈巡査:
「警察官になってから音楽隊があることを知った。(小学生以降)学生時代は音楽をあまりやってこなかったので、今頑張っているところです」音楽隊のメンバーはほとんどが現役の警察官です。年に一度の定期演奏会をはじめ音楽を通じ、警察の広報活動を行っています。宮城県警 機動警ら隊 髙橋伶奈巡査:
「出来ないことが多いので、ちょっと大変だな、難しいなと頭を抱えています。(練習途中なので、)ごまかしながら吹いているところはたくさんあります」音楽隊に配属され、小学生の時以来トランペットを手にした髙橋巡査。久しぶりの演奏に戸惑いながらも、地域の人のために、日々練習に励みます。宮城県警 機動警ら隊 髙橋伶奈巡査:
「(訪れた人の)リアクション、笑顔や拍手を聞くと、やっててよかったなと思う。特に(両立が)大変だと思ったことはないです。この仕事に今はやりがいを持っているので、特に苦に感じることはない」
練習後に待つ業務とは…
本来、朝8時半から翌朝8時半までの24時間勤務の警ら隊。この日、朝からおよそ8時間、音楽隊の練習をした髙橋巡査は、練習を終えた夕方5時過ぎから業務につきました。記者:
「今日の夜ごはんは?」
髙橋巡査:
「今日はおにぎり2つと味噌汁です」
宮城県警 機動警ら隊 池田達彦巡査長:
「それだけで足りるの?」
髙橋巡査:
「足りますね、多分」食事を済ませると夜間のパトロールに出動。警ら隊には体力に加え、軽微な違反や犯罪を見逃さない洞察力も求められるといいます。宮城県警 機動警ら隊 池田達彦巡査長:
「携帯携帯!いいよ(サイレン)鳴らして」
髙橋巡査:
「運転手さん左に寄せて止まってください」高橋巡査が乗ったパトカーは1台の車を停止させました。髙橋巡査:
「何で止めたかは分かっていますか」
運転手:
「ああもう、大丈夫です」
髙橋巡査:
「大丈夫ですか、携帯の違反で止めさせていただきました」運転していたのは、会社員の男性。温泉に行く途中で地図を確認するため運転中にスマホを使ってしまったといいます。髙橋巡査:
「今回携帯の違反ですので、だいぶ高い…」
運転手:
「高くなりましたよね、携帯」
髙橋巡査:
「暗くて歩行者の視認性も悪くなっているので、携帯やめるようにお願いします」運転手:
「すみません」運転中の携帯電話の使用は事故に直結する危険な行為です。髙橋巡査:
「携帯の違反になると、前方の不注意につながり、歩行者との事故が起きやすくなってしまうので、そういった事故につながらないように助言、指導を行っています」
髙橋巡査の決意
警ら隊として県民の安全を守るために。そして、音楽隊として警察と地域の人々との懸け橋になるために、高橋巡査の多忙な日常は続きます。宮城県警 機動警ら隊 髙橋伶奈巡査:
「県民の皆さんが安心して暮らせるように、パトカーでの業務も音楽隊の業務でも今後より一層力を入れて頑張りたいと思います」県警音楽隊は現在27人が所属していて、髙橋さんのように、兼務で担当しています。高橋さんが所属する警ら隊のほかにも、広報相談課、機動捜査隊、交通機動隊などの隊員が所属しているということです。
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