Art 53:「真の愛は、旧怨を水に流す・・・ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲：オペラ『フィガロの結婚』」（生井利幸先生によるレチタティーヴォ形式講義）

【レチタティーヴォ形式動画講義・概要】
　今回のレチタティーヴォ形式講義の始まり、”Love is not impeccable”（完璧な恋愛などない）と講じられている通り、恋愛が成熟するかどうかは、受け入れがたい出来事が生じた時、許せないと相手を責めるのか。それとも、相手のすべてを受け入れ愛を深めていくのかで決まります。常に、自分の思い通りに物事が進むことはありません。恋愛に完璧を求めてはなりません。どのようなことが起きても、すべて相手を受け入れられるかどうかで、二人の関係性が決まります。恋愛を成熟させるコツは、愛して愛されて、許せないことも時に目をつぶり水に流すことです。そのようにできれば、普遍的な愛を探求していく過程において「人生の生きる喜び」を経験するのだと思います。
・・・掲載者： 生井利幸事務所・動画講義ディレクター、羽鳥香奈・・・
映像元：「魅惑のオペラ01 モーツァルト 『フィガロの結婚』 グラインドボーン・フェスティヴァル・オペラ」（小学館、2007年発行）
＜驚くべきポイント＞
　すべてのレチタティーヴォ形式講義は、生井利幸先生が、その場で、瞬時に即興でレチタティーヴォ形式の講義を生み出しています。台本なしで、即興で、その場の空気感で作っています。