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2021年、大江戸シンフォニックウィンドオーケストラは創団10周年を迎えました。 厳しい情勢の最中ながらも、2021年、22年と定期演奏会を開催し、個性的な選曲とサウンドによる唯一無二の音楽を、現在まで絶やさずに鳴り響かせています。 私自身は途中から入った人間ですが、それでも既に多くの貴重な経験をさせていただきました。特に作曲家としての私の活動に理解を示し、後押ししてくれる事実は大きく、既に３つの作品がこの大江戸により彩られています。 《時を紡ぐ歌》は、作曲家 野呂 望の出せる最大の敬意を音に乗せた、大江戸シンフォニックウィンドオーケストラへの献呈曲です。 非常にゆったりとしたテンポの中、回想するような暖かいメロディーが静かに歌い出され、繰り返すごとに大きく膨らんでいきます。やがて頂点を迎えたのち、この先進んでいくであろう一歩を見据えながら、消え入るように曲を閉じます。 最低21人〜...

吹奏楽コンクールの課題曲では、毎年1枠を使い、吹奏楽連盟から作曲家に委託した作品がラインナップされます。2023年度の作曲家は、天野正道（1957~）。「ジャイアントロボ」にはじまる多数の映像音楽において大きな功績をあげており、そのドラマチックで感情を揺り動かすような音楽は唯一無二のものとなっています。吹奏楽作品においてもその技術を余すことなく聴くことができ、コンクール、演奏会問わず多くの団体が氏の音楽を取り上げています。 《レトロ》は、映像音楽やCM、歌謡曲やアーティストアルバムなどの商業音楽に長年楽曲を提供してきた天野正道が送る、『1970年代後半からバブル崩壊期ぐらいまでのテイストで書いた（解説より抜粋）』音楽です。曲は「Bright Rock」「Sentimental ballad」「Crossover」と題された3つの音楽からなり、それぞれに強烈な個性が存在します。 『故に...

全日本吹奏楽連盟が主催する夏のコンクール「全日本吹奏楽コンクール」。35人以上の編成が出場する「A編成」部門では、毎年複数の課題曲から1曲を選び演奏し、その後各団体の自由曲を演奏するという流れで大会が進行していきます。ちょうど20年前の2003年から昨年の2022年までは、5曲の課題曲がラインナップされていました。2023年からは4曲となり、このうちの2番が《ポロネーズとアリア　〜吹奏楽のために〜》となります。作曲者の宮下秀樹は、作曲家にして中学校教諭。2021年度課題曲《吹奏楽のための「エール・マーチ」》の入選により、知性あふれる丁寧な音楽が話題となりました。 「ポロネーズ」は、「ポーランド風」の意味を持つ3拍子の舞曲風音楽。F.ショパンのピアノ作品でその名を耳にしたことがある方も多いのでは。対して「アリア」は、声楽曲を元とする「叙情的な旋律」による音楽。J.S.バッハ作曲、後にヴ...

#吹奏楽 プログラム： 【オープニング】 　♪ジュビリー・プレリュード[作]フィリップ・スパーク 【第１部】 　♪ポロネーズとアリア～吹奏楽のために～　[作]宮下秀樹　※１ 　♪丘の上のレイラ　[作]星出尚志 　♪【世界初演】時を紡ぐ歌　[作]野呂望 　♪イーストコーストの風景　[作]ナイジェル・ヘス 　　Ⅰ.シェルター・アイランド 　　Ⅱ.キャッツキルズ 　　Ⅲ.ニューヨーク 【休憩20分】 【第２部】 　♪Ⅲレトロ　[作]天野正道　※１ 　♪祝いの宴　[作]小田実結子 　♪【大江戸公募品2020採用曲】Espoir　[作]近藤悠介 　♪交響組曲「シネマ・トリロジー」～スタジオジブリ・コレクション～ 　　 第１楽章「Sky-Flight」　[作]久石譲　[編]杉本幸一 　♪オルチンの天使たち 　　～クラリネットとウインドオーケストラのために　[作]八木澤教司 　　独奏：宇佐美勇人 ...

この曲は、2020年に東京都 町田市立 南大谷（みなみおおや）中学校 吹奏楽部からの委嘱で作曲され、同年、大江戸シンフォニックウィンドオーケストラの作品公募に入選しました。 タイトルの「Espoir（エスポワール）」とは、フランス語で「希望」という意味を持ちます。 委嘱先の中学校から「入学式や新入生歓迎コンサートでも楽しめるポップで親しみやすく希望に満ち溢れたもの」というオーダーから生み出され、このタイトルの由来となりました。 「ポップで親しみやすく」と作曲者本人が語るように、前半と後半が「J-pop」、中間部ではディスコなどに用いられる「ブラックミュージック」という２つの音楽要素が取り入れられている点にも注目です。吹奏楽オリジナルの親しみやすいポップスをお楽しみください。

2019.02　栃木県の県南地区の中学校の予餞会にて 於：野木エニスホール 演奏：大江戸シンフォニックウィンドオーケストラ 指揮：樫野哲也

大江戸シンフォニックウィンドオーケストラ第8回定期演奏会 2020年2月22日 狛江エコルマホール

大江戸シンフォニックウィンドオーケストラ第8回定期演奏会 2020年2月22日 狛江エコルマホール

大江戸シンフォニックウィンドオーケストラ第8回定期演奏会 2020年2月22日 狛江エコルマホール 　ホルスト（1874 - 1934）はイギリスの作曲家。吹奏楽の作品として《第1組曲》や《第2組曲》が知られているが、彼の代表作は大編成のオーケストラのために書かれた組曲《惑星》で間違いないだろう。 　19世紀から20世紀にかけての混沌とした時代の空気は、人々を「未知なるもの」、ここでは「オカルト」へと走らせた。その中から現れたのがA.レオの活躍によりイギリスで流行した占星術であった。ホルストもまた1913年に友人の劇作家C.バックスから占星術について話を聞いており、その影響が1917年頃に完成した《惑星》に色濃く残されている。《惑星》は7つの楽章から成り、それぞれの楽章に惑星の名前とそれを示す性格がタイトルとして付けられているが、それは占星術師レオの著作『統合の技法 The Art ...

大江戸シンフォニックウィンドオーケストラ第8回定期演奏会 2020年2月22日 狛江エコルマホール 指揮 樫野哲也 演奏 大江戸シンフォニックウィンドオーケストラ 2018年、第6回クードヴァン国際交響吹奏楽作曲コンクールで第1位および聴衆賞を受賞した芳賀（1989 - ）は、考え抜かれた音の糸を丁寧に織り込んで作られる響きが聴き手の深部へと浸透してゆくような作品を手掛ける、若手作曲家のホープ。 　本作《星屑パレット》は、上述のコンクールで第1位を受賞した作品《水面に映るグラデーションの空》から一部分を独立させた作品。2016年に作曲された《水面に映るグラデーションの空》は、2011年の東日本大震災と、芳賀の留学中に起こったという2015年のパリ同時多発テロの悲しみをテーマに、平和とは何かを問う作品で、芳賀は「私にできる唯一の事は、優しい音を書く事だった」と語る。その《水面に映るグラ...

大江戸シンフォニックウィンドオーケストラ第8回定期演奏会 2020年2月22日 狛江エコルマホール ウィリアムズ（1932 - ）は、言わずと知れた映画音楽の分野の巨匠。《サモン・ザ・ヒーロー》は1996年のアトランタ五輪、そして近代五輪100周年を記念して作曲された作品。「Summon The Heroes」とは「出でよ、英雄たち」と言った意味であるが、五輪で活躍するアスリートたちを讃える意味と考えてよいだろう。つまり、ここでの「Star」は「花形」を意味する。自分自身の限界（未知なるもの）へ挑戦を続けるアスリートを讃えるために、これほど適した音楽は他にないと言っても過言ではない。編曲者のポール・ラヴェンダーはアメリカの作曲家。ウィリアムズの多くの作品の編曲を手掛けている。 　本作は冒頭のファンファーレ主題を変奏してゆく形で全体が構成されている。Heroically（雄々しく）と指...

【客席固定カメラ】八木澤教司：ファセクラ

【客席固定カメラ｜中編成】和田直也：アセント

【客席固定カメラ｜小編成｜世界初演】野呂望：Illuminate the Future ～ 朝焼けラプソディ

【客席固定カメラ｜小編成】野呂望：カンタービレとアレグロ

【客席固定カメラ｜小編成】今村愛紀：天地開闢ー神謡

【客席固定カメラ】建部知弘：ダンス・セレブレーション

【期間限定】天野正道60TH記念公演 アニバーサリー・コンサートツアー FINAL（2018年1月6日開催）| ドゥ・ダン,祝祭ファンファーレ,エスティロ・デ・エスパーニャ・ポル・ケ？

【期間限定】大江戸SWO第７回定期演奏会第２部 A.リード＆J.バーンズステージ（2018年7月14日開催）

Satoshi Yagisawa：INSPIRE ! - Journey of a Child’s Dream

To A New Journey [Naoya Wada]

金山徹編曲：欅坂46メドレー

福島弘和：行進曲「春」

小室哲哉/真島俊夫：Can you celebrate?

槇原敬之/遠藤幸夫：世界に一つだけの花

金山徹編曲：欅坂46メドレー

林大地：「あんたがたどこさ」の主題による幻想曲

近藤悠介：マーチ「エイプリル・リーフ」

落夏流穂