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仄か生き 作詞 作曲 編曲：Kento Hibise 花流しの雨は過ぎ去って　 モノクロの見慣れた朝に出会う 途切れ途切れのラジオを消して 知りすぎたこの街を僕は出た めぐる季節に色があること それを教えてくれた ただ一人 僕は何もかえせないまま 旅立つあなたに手を振った 待ちわびた春は寒く　 強い風が僕を責める さよなら　もしも戻れても 僕はそれを伝えるだろう バカみたい　 あの日のあなたの笑顔の意味を 今さら知った ずっとこの手に握っていた あかぎれて流れた血に染まり 暖かな陽の目を待ち続け ひとり秘めて揺れた日々も霞み 置きざりに慣れた分だけ　 僕も大人になったかな このままどこにでも行ける　 そんな当たり前の朝を あふれるかなしみから　 こぼれる光が教えてくれている 今さら何も届かない 春はいつも僕を乱す　 やさしく雲間からこぼれる光が 雨路を照らした さよなら　いつか忘れても　 この痛みが僕を生かす 聞こえる　 あの日のあなたと奏でた 懐かしいそのメロディ また幻みたいに

ない 作詞 作曲 編曲：Kento Hibise もういくわ　ここに残すものはない あの日の夢占いの意味 できるだけ　なにも思い出したくない 精いっぱい　辻褄あわせさ ゆっくりと積み上げ壊した先で 忘れたふりをした 泣くほどの価値もない つぎはぎだらけの夢も 愛せないなら捨ててしまえばいい もうふれないよ 何にも染まりたくないと思い続けて 何にもなれなかったよね ゆっくりと踏み外し流れる日々に 気づかないふりをした 負け慣れた傷のぶん ブレーキは壊れたまま 暗がりはいつも手探りで這うだけさ 何も知らずに ゆっくり踏み外し　気づけば手遅れで ひとり受け入れた 泣くほどの価値もない 安い悲しみを秘めて 誰も聞かない歌はここでつぶやく 意味なんてない 目的地は忘れたけど いつかたどり着けたなら 何もなくていいけど泣いてもいいかな その時だけは